漫画*第4話:冒険者学校の先生

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漫画:冒険者学校の先生(冒険先生)
第4話:職は体を表す?

漫画*第4話:冒険者学校の先生

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冒険者学校の先生 Tips

ゲーム中における生徒の容姿と口調は職業によって決まっています。
「かきくけ」の先輩の様に「ヒーラー」になる際は、「DEX系の職業に進む必要がある」ため、本当に漫画のようなことがゲーム中でも起こっちゃうんですよね・・・
生徒達が卒業する際には、職業毎に異なる生徒達のセリフにも是非、注目して見て下さいね!

蘭丸の一言では済まされないコーナー

Tipsに伊達さんが大体のことを書いてしまったので、またしても申し訳ありませんが蘭丸のなんでもかんでものコーナーを始めさせていただきます。
マジで駄文なので読み飛ばしても支障なしですよ!

蘭丸の育った福井県では何故か「競技かるた(小倉百人一首)」がものすごい盛んでした。

まず競技かるたとはなんぞや?
ものすごく簡単に言うと、かるた速取り対決です。
試合には、対戦する相手(選手)と、自分(選手)、そして「読み手」がいます。
「読み手」が、百人一首の、上の句を読むので、選手は、下の句の札をすばやく見つけて、スッパーーーーーン!!と、叩き飛ばす!!!!
これが競技かるたでございます。

読み手が持っている札は、坊主めくり(って知ってます?)に使うほうの札で、句の全てと、読んだ人の絵が書いてあります。
例えば、競技かるたを始めると一番初めに覚える句、
「秋の田の~刈穂のいほのとまをあらみ~ 我が衣手は~つゆにぬれつつ~」
これが一つの句なのですが、全部書いてあります。

そして、選手が取るために並べる下の句の札。
これは、いろはがるたみたいに乱雑に適当に置くのではなく、きちんと整然と上段、中段、下段、と3段に分けて、自分の前に25枚を並べます。
上下は、自分が字を読めるほうに。
相手も同じことをします。
なので、相手と自分の間には、相手のほうを向いた25枚と、自分のほうを向いた25枚が置かれることになります。
この下の句の札は、絵もなく、字はひらがなのみで、とっても簡素で、見てても全くウキウキするものではないのですが、選手は試合が始まる前一定時間その並べてある下の句の札、どこに何があるか覚えないといけません。
自分のほうを向いてる札も、相手のほうを向いてる札もです。
覚えタイムが設けられてます。
1試合で使うのは、ランダムに選ばれたこの50枚です。

これで、試合の準備OK!

実は競技かるたをするにあたり、選手となるにはすごい修業が必要です。
まず、百人一首というくらいなので、100種類の句があるのですが、それを暗記しないといけません。
丸暗記はしなくてもいいです。
というかすると負けてしまいます。
どのように覚えるか、というと、読み手が「む…」と言ったらすぐに下の句の「きりたちのぼる」を取らないといけない、という風に覚えます。
「む」から始まる句が、一つしかないからです。
読み手が「たか…」といったら、「とやまのかすみ」で始まる下の句をすぐとらないといけません。
「たか」で始まる上の句は一つしかないからです。
と、このように、100個の句を、どこまで聞いたら取る行動に移るか、という視点で覚えるんですね。
(1文字目で取るべき下の句が決定する句もあれば、長々と聞いててもどっちだよ!という句もあります。そういうのも含め、覚えます!)
すばやさも大切なので、取るべき札に狙いを定めたら、その札に平手打ちを食らわしてふっとばします。
悠長に、「そっ…」と取ってられないんでうぃっす!
相手からも猫パンチのすごいのみたいのが飛んできますから。
下の句の札の何がどこにあるかを暗記したのには、このように相手より早く札を吹き飛ばすことが求められるからだったのです。
情緒もへったくれもありません。
ちなみに「む」で始まる句は「村雨の 露も未だ干ぬ 槇の葉に 霧立ち昇る 秋の夕暮」が全容で、「たか」で始まる句は「高砂の 尾の上の桜 咲きにけり とやまの霞 立たずもあらなむ」が全容ですが、競技かるたをしている子供たちは覚えるべきところ「だけ」を覚えているので、多分、句の意味も知らないし、全文も知らないです。(現に自分がそうwwww)

試合はどんなんかっていうと、たくさんの選手の組に対し、読む人は1人。
畳の部屋にずらーっと選手の二人組が正座して並んでいて、読み手の声に耳を澄ませているという状態です。
50枚しか取る札は並んでいませんが、読み手は100枚のうちから句を読むので、50枚の中にない句もあります。
でもよく似た句がめちゃくそ一杯ありますので、お手つきしたりしちゃうわけです。
そうすると、相手側から一枚札を押し付けられます。
この試合、とっとと自分のほうの札を取り切ったほうが勝ちなので、お手つきはすると痛いっていうわけです。
(説明し切れたのだろうか。不安だ)

そんな競技かるた。
福井県では、スポーツクラブか何かのように、百人一首指導が一週間に一度、夜7時から1時間ほどあり、子供は全員参加をまぁほぼ義務付けられています。
(田舎なのであまり拒否権がないというか…ていうか誰主催なん?)
問題はその曜日でした。
うーん。もしかしたら全国的には違うのかもしれませんが、実は蘭丸さんの地域ではドラゴンボールZは水曜日の夜7時からでした。
そしてかるたの日も水曜日の7時からだったのです。
小さい子供にとって、ドラゴンボールを見れないなんて苦行です。
しかも好き好んでかるたの修業に行くわけじゃないのです。
「子供はかるたを習うものだから」みたいな、適当な理由でご飯を食べた後、公民館などに送り出されてしまいます。
大人たちによる曜日の決定のあまりの非道ぶりに、サボる子供が続出しました。
全国大会(当然あるんですよ!)では、常連の福井県民勢も、水曜日7時組に限っては全く成績も奮わず、鳴かず、飛ばずだったことは言うまでもありませぬ。
ただ、ドラゴンボール時間じゃなかった人たちはすごかったんですよ!
蘭丸の親戚のお兄さん(近所)は、全国優勝したこともあるのです!

競技かるた…
そんな変わったものがあったなぁ、とふと思い出した私でした。

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