半分不老不死の生物が実はいる:ベニクラゲ

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前、不老不死は人間の夢なのだろうか?という話を書きましたが、
実は食べられたりしない限りは死なない(?)生物なら、自然に存在しています。
この発見はあまりにセンセーショナルだったので結構有名ですが、「ベニクラゲ」という生き物です。
名前の通り、クラゲの一種です。
普通のクラゲは有性生殖した後死んでしまうのですが、このベニクラゲは、クラゲの成長過程である「ポリプ」という状態に若返ることで知られています。
つまり、普通のクラゲは



幼生(赤ちゃん)

ポリプ(海底などにへばりついて暮らす)

エフィラ(泳げるけどまだ子供)

クラゲ(大人。生殖可能)

生殖→→→一生を終える

これに対してベニクラゲは、何故か

生殖→×

ポリプ

エフィ(以下ry

に戻ることが判明しております。
なので、お魚にでもむしゃむしゃされない限りは生殖と若返りを繰り返すので、「老化して」死ぬことはないのです。
不死身ではないけど、不老ではあるのですね。

しかしこれって、人間に当てはめることは出来ませんね…。クラゲみたいに何も考えない&食べられてしまいやすい生物だから可能な技でしょうね。
人間がこんなことになったら、人間は死にづらい生き物なので、増えまくるか、もしくは今生きている人が一万年後も生きてるなんてことがざらに起こりそうです。
人間の脳はものすごく優れていて、本人が忘れていても一瞬見たことすらもすべて覚えているといわれているじゃないですか。
ということは、1回の人生ではまさかいっぱいにならないだろうと思って設定してある(?)この脳の容量、「一生なら大丈夫」だけど、周回人生だとしたら最初の人生からずっと記憶を保持したまま若返りを繰り返すわけにはいかないと思われます……。さすがにいっぱいいっぱいになるでしょう。
となると、若返りの時にすべてリセットするか、ある程度たまったら古いほうから消去していくか?というシステムになりますよね~きっと。
一番最初の人生は自分の両親の記憶もありますし、一番残しておきたい記憶なのにもかかわらずどうしても忘れてしまうはずですね。

これって…人間にとっては、死んだも同じだと思うのは私だけなのでしょうか( ゚Д゚)
記憶がリセットされたら、自分のやってきたことはゼロになるわけですし…新生児として生まれたのと何も変わりません。
よく「今のままの自分で小学生に戻ったらテストが楽勝だな~!」なんて思いますが、それが不可能になります。
他人に「あなたは若返る前の2個前の人生の時こう言ってた」と言われても覚えていない。
それじゃ、他人の人生が「自分のだったんだー」って勝手に思っているのと同じですよね。
たとえば私の2個前の人生では名前はグラハム・ベルだったとしても、それを教えてくれるのは他人だろうし、本人に実感がないのでは全然嬉しくない!!

結局、今の自分を続けていられるのは今だけってことになるんですね。
今の人生が気に入っている人は目いっぱい、満喫するべきです!!

ところでどうしてベニクラゲは不老などというトリッキーなことをしているんでしょう。
その理由は、今世界中の科学者が必死になって探っています。
人類の夢、永遠に若がえり続けられる夢のような薬が出来上がるかも…などと言われていますが…。

「老害」っていう言葉があるように命は新しいのが一番。
年を取ったら若返ったって頭は固いんだし、もし頭が固いまま見た目だけ若返ったんなら、そんなの若返ったといえませんし。

人口を爆発させないためにも、そんなものが出来上がったらやばいです。
いつの時代も「あのころはよかった」とみんな言い、「近ごろの若者はダメ」と言うわけですから、結局今が一番いいんですよね、きっと!

伊達さんはゾンビがはびこるバイオハザードとかウォーキング・デッドのような世の中になって欲しいみたいですけど、持病のある蘭丸さんは薬が切れて「私の薬を取ってきて」というクエストを出すキャラクターとかになるしかありませんやん。

今の世の中が一番いいんです!
だって今生きていられているからっす!!

半分不老不死の生物が実はいる:ベニクラゲ_挿絵1
おしどり夫婦もそうだけどベニクラゲこそ絶対に相手はいちいち一緒じゃないと思いますが…(´Д⊂

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