コインの女王ウォーキーン:Baldur’s Gate 2#191

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
クエストを求めてさまよっている伊達あずさです。
これまで過激な日々が続いていたことですし、ここはひとつ日常パートみたいなものということで。

Baldur’s Gateはその辺を歩いている何てことの無い人達ですら、結構、興味深い話をしてくれますからね。町の名前を話すだけ・・・みたいな人はおりません。
いやまあ・・・シナリオよりもゲームシステム重視の私としては、別にあれもあれで悪くはないのですけどね。

前回、カブ専門店のカイリー・ヤンセンさんからヤン・ヤンセンさんなる人物をご紹介いただきましので、ヤンさんがいると言うガバメント地区を次の散策ポイントとすることにしました。
が!その前にスラム地区の最終点検をしていると事件は起こったのです。

コインの女王ウォーキーン:Baldur's Gate 2#191_挿絵1
ここはコパーコロネットの上にあるテンプル・オブ・イルメイター・・・天下無敵のおりこうさんであるイルメイター神を崇める寺院です。各地でちょいちょい見かける数の多さに定評のある寺院なのですが、大体は物乞い達の住処と化していて、今の私のニーズには答えられそうにないクエスト発生率の低い場所です。

コインの女王ウォーキーン:Baldur's Gate 2#191_挿絵2
よって、特に何の期待もしていなかったのですが・・・テンプルの中に入るなり、ハビブが名乗りを上げたのです。
そう!ドック地区で私にいきなりシミターを投げつけてきた通り魔です!

ハビブ「俺の名前はハビブだ!」

そう言うなり、今回も青いまま私に2ダメージほど与えると、そのままテンプルの外に逃げて行きました。

イルメイターのプリースト「おやおや・・・どうぞ彼を許してやってください。彼は時折、ああするのです」

あずさ「誰よ、今のは!?」

イルメイターのプリースト「地元民の一人です。あ・・・あの・・・シーフはカリムシャンの出身で、名前はハビブといいます。彼は自分の職業に罪悪感を感じており、イルメイターに許しを請う為にお金を投げ込むのです」

どうやら、私が受けた2ダメージは彼が放った投げ銭によるものだったみたいです。しかし、シミターよりもお金の方が2倍もダメージを出せるとは・・・泥棒なんてやめて岡っ引きに転職した方が良いのでは?

あずさ「教会にお金を投げ込むの?」

イルメイターのプリースト「彼は教会に来ると、私達が通報するのではないかと恐れています。可哀想な臆病者です。どうか彼を許してやって下さい」

それだけです!この先またハビブと出会う事があるのでしょうか。

コインの女王ウォーキーン:Baldur's Gate 2#191_挿絵3
折角ですから私も1000ゴールド程お金を投げさせてもらいました。
名声が上がるほどの額ではありませんでしたけど、ドック地区はシャドウ・シーフが牛耳っているので気を付けろと御助言を頂きました。

コインの女王ウォーキーン:Baldur's Gate 2#191_挿絵4
スラム地区の散策が終了したので今度こそヤンさんがいるというガバメント地区へ。
ここにはケルドーンさんの家があるし、サールズ卿の仮住まいもあるので、既に何度か訪れていますけど、必要以上の場所へは行っていないので、念入りに調べればまだ何かあるかもしれません。そもそも、ヤンさんと出会っていませんしね。

コインの女王ウォーキーン:Baldur's Gate 2#191_挿絵5
この地区を調べ尽くすにあたって、場合によっては違法性があるやもしれないお宅訪問も敢行していく所存だったのですけど・・・早速この家の扉が開かない!後ろから閂がかけられているらしくヨシモさんのピッキングテクではどうにもなりません。でも、呪文でもダメというのはちょっと納得がいかないな~

コインの女王ウォーキーン:Baldur's Gate 2#191_挿絵6
仕方がないのでそのお向かいにあるテンプル・オブ・ウォーキーンへ。
テンプル・オブ・イルメイターの20倍以上はありそうな広さだけど、建物内にはウォーキーンの司祭が1人いるだけです。

この寺院が崇めるウォーキーンは活発かつ情熱的な女神で、活気のある市場や活発な交渉を好んでいるそうです。自分の利益を最大限に追求しつつも、相手に損をさせるようなやり方は好まず、交渉相手も満足する結論となることが殆どなのだそうです。これまた非常にクリーンな神様ですね。

ただ、現在ウォーキーンは死んでしまったということになっています。トレードミートでもウォーキーンが死んだせいで不正な取引が見逃されてしまうようになったみたいなことを言っていましたよね。
無宗教の現代人からすれば、その存在すら定かではない神の死なんてどうやって感知するのよって思ったりもするのですけど、Baldur’s Gateの世界では神の存在が現実世界よりもずっと身近ですからね。何しろ祈れば実感できるレベルの恩恵が得られるわけですから。

ウォーキーンの司祭「あらゆる商人に微笑みかける、我等のミストレス・オブ・コイン、ウォーキーンに捧げる祭壇にようこそ。何か私に出来る事は?」

あずさ「ウォーキーンは死んだと思っていたけど、何故、今も崇拝しているの?」

ウォーキーンの司祭「ウォーキーンは死んでいません。その・・・行方不明なだけです。当面は、喜びの女神リーラが、代わりを務めて信者に力を授けます。キャラバンの女神シャウンダカールの為に、彼女は我等のミストレスと他の者を見捨てました・・・でも、彼女の帰りを辛抱強く待っている者は大勢います。私は信じています。ウォーキーンはアムンの後援者です。そして彼女が戻れば、我等を苦しめていた全ては消えます。確かです」

実感できるレベルの恩恵を与えてくれない現実世界の神様であれば、「きっと自分の信仰心が足りないだけなんだ」などと都合良く解釈してもらえますけど、実感のある恩恵が得られるBaldur’s Gateの世界じゃそうもいきません。
このままでは、ウォーキーンの信者がいなくなってしまう・・・そう危惧したウォーキーンの友達である女神リーラは彼女が戻るまでの間、代わって祈りに応えると全ウォーキーンの寺院に告知したらしいのです。しかし、この突然すぎる告知に動揺したウォーキーンの信者達はウォーキーンが死んだと誤解してしまった・・・ということらしいです。まあ、そんなのゲーム内のどこにも書いてありませんけど、以前教えて頂いたForgotten Realms Wikiにそう書いてあったんです!

それにしても、ウォーキーンの司祭が言う「キャラバンの女神シャウンダカールの為に、彼女は我等のミストレスと他の者を見捨てました」の”彼女”はウォーキーンを指しているのか、リーラを指しているのか曖昧ですね。文脈からウォーキーンのことだとは思うのですが、そうなると”我等のミストレス”というのが誰の事なのかが分からなくなります。流石に今でも帰還を信じているウォーキーンの信者がリーラのことを「我等のミストレス」なんて言わないと思うのだけれど、そう解釈しないと文の辻褄が合いません。それに私調べだとシャウンダカールって女神っぽくないのですよ。ハンサムな男の姿をしていたって書いてあるし。

あずさ「商いが信仰の対象になるとは思ってもみなかった」

ウォーキーンの司祭「あなたと同じように考える者は沢山います。しかし、それなら商いがレルムにもたらした全ての善をどう説明するのですか?素晴らしい町が沢山作られ、トーリルの中の文化同士にコミュニケーションが可能になった・・・全ては商いのお陰です。商いがなかったら、我等は未だに原始時代に住んでいたでしょう。商いに勤しむ者にとって、商いが世界で一番大切なのです。ウォーキーンの吉兆の元に富が蓄えられ、失われました」

ただまあ、ウォーキーンって商いの公正さは重視するけど、取引対象が合法か違法かという点についてはあまり気にしないみたいですけどね。法の善悪はともかくとしても、ウォーキーンが取引の外にあるルールについて無関心であることは確かです。

テンプル・オブ・ウォーキーン
薬・巻物・杖・アクセサリ
名前 価格 効果
ポーション・オブ・ヒーリング 51 回復:HP9
ポーション・オブ・ジーニアス 207 INT+4
ポーション・オブ・マインドフォーカス 345 INT:+3、DEX:+3
ポーション・オブ・インサイト 207 WIS:18
エリクシール・オブ・ヘルス 172 回復:HP10, 毒
ポーション・オブ・ヒーリング 103 回復:HP9
解毒剤 69 回復:毒
ストーン・トゥ・フレッシュ・スクロール 103 回復:石化
レイズデッド 2415 回復:死
プロテクション・フロム・ポイズン 517 毒無効
プロテクション・フロム・コールド 517 冷抵抗:+50%
リング・オブ・アニマルフレンドシップ 120 使用:動物をチャーム
レストレーション 517 回復:ライフエナジーレベル

商いを崇拝しているだけあって、ウォーキーンの司祭も商いに応じてくれますが、商いを信仰の対象としている割には大したものがありません。
唯一のウリであろうリング・オブ・アニマルフレンドシップもアドベンチャラーズ・マートで買えますからね。ウォーキーンが帰還したら品揃えも改善されることを祈ります。

今回も女神ウォーキーンやリーラについて語っちゃったせいで、さっぱり調査が進展しませんでしたけど、暫くは日常パートが続くかも。

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コインの女王ウォーキーン:Baldur’s Gate 2#191」への2件のフィードバック

  1. 万里ヨーヨー

    セーブデータをさかのぼって寺院に行って会話してみたら、例の所は「Some have abandoned our mistress for the god of caravans, Shaundakul, and others….」でした。「ある者は我らのミストレスを捨てて、キャラヴァンの神シャウンダカールや他の神に乗り換えました」という意味ですね。何てことないこの箇所が、なぜこんな誤訳になったのか…

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