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皆さんこんにちは。
今日が二桁最後となる99話目なのですけど、その割には話がちっとも進んでいないような気がしてならない伊達あずさです。
前作は222話で完結しているため、それを基準にするなら半分近くは進んでいないといけないはずなのですけど、果たして半分も進んでいるでしょうか・・・なんかまだ全然序盤な気がしてなりません。私自身もまだメイジにすらなれていませんからね。
では、ウマル・ヒルで発生している連続殺人事件の調査を再開したいと思います。
今日の手始めはメレラさんを襲った狼のねぐらがあると言われているウマル・ヒルの北にある森林地域「寺院の廃墟」の探索からです。
コーガン「あずさ、憎まれ役になりたいわけじゃないが、ウィザードの為にレンジャーの小僧を見つけるってことで同意したよな?俺が我慢しきれなくなる前に、出発して実行しよう」
毎度毎度煩いな・・・こっちにも都合ってものがあるんだよ!
偶にはイービル系の人がグループにいても、多様的で面白いんじゃないかと許容してきましたけど、こうもしつこく私のペースを乱すとなれば話は別です。もし次に同じような発言をしたら、容赦なく追放するからね。
仲間をエリアの端に置いたまま、1人で暗い森の中を探索していると、ふいにおよそ人には見えない何かと遭遇してしまいました。
アナス「仇は私がとるわ!」
独り言ですけど、確かに人語を操っていますね。
あのアナスという生物はこの穴の中に入って行ったみたいです。
後を追って穴に入るのであれば仲間を呼ばねばなりませんね。
そう思って、仲間達のところへ戻ると・・・
エアリー「お願いだ・・・暗くて遅いし、私は疲れた・・・どこかで休もうよ?」
確かにエアリーさんに疲労状態であることを表すマークがついています。
あずさ「確かに。ここでキャンプを張りましょう」
エアリー「ありがとう・・・邪魔をしないように努めるよ。ただ・・・暗い中での旅に不慣れなだけで・・・」
エアリーさんから提案されるまでもなく、回復呪文のストックが無くなっていましたし、こちらについたら機をみて休もうと思っていたのです。
それにしても、エアリーさんはあまりに慎み深すぎます。コーガンさんと足して2で割ったら丁度良くなりそうなんだけどな。
それでは休息して皆元気になったところで、先ほど見つけた洞窟に入ってみましょうか。
洞窟に入ってすぐのところで、アナスという名前の人を発見したけど、どう考えてもさっきみたアナスとは姿が違いますね。
アナス「人間め!お前もこの世も、呪われてしまえ!私の最後の食事さえ、静かにとらせてくれないというの?」
もしかすると、このアナスさんってウェアウルフ、あるいは、ライカンスロープなのでしょうか。だとすると、ウマル・ヒル連続殺人事件の最重要容疑者ってことになりますね。
あずさ「お前と狼どもの悪事を終わらせに来たわ!罪のない人を苦しめるなんて!」
アナス「私の狼?ハッ!馬鹿だわ。群れはシェード・ロードの魔法にかかったわ。狩りは失敗よ」
あずさ「説明して。シェード・ロードとは誰。お前の群れに何をしたの?」
アナス「この場所はこんなじゃなかったわ・・・嘘と邪悪な闇の漂う場所では。事の起こりは最近のことよ。東に行ったところに、廃墟があるんだよ。昔から、私も群れの皆もあそこには近付かないようにしてたよ。廃れた寺院なんかに用はなかったからね。その寺院はかつて太陽の神、アモーネイターに捧げられたものだった。偉大なる予言者が埋葬されているわ。今は不浄な場所も、かつては神聖な所だった。アモーネイターの力は衰弱したようね。そこがまだ神聖な場所なら、寺院の奥底から私の破壊がやってくるはずもないからね」
アモーネイターってテンプル地区の下水道にいた神様のことでしょうか。
あずさ「続けて」
アナス「何週間か前に、寺院の奥底から息を殺したような呟きが聞こえてきたわ。空が暗くなって影が濃くなるまでは大して気に留めなかったけどね。それは真昼時で、群れを集めてなだめようとしていた時よ。日食かと思ったわ。でも違った。その時だったよ、あいつが・・・シェード・ロードが現れて、一睨みで群れの皆を・・・私の子供達を・・・金縛りにしたのは。私は狼に姿を変えて飛びかかろうとしたけど、あいつは笑うだけだった。奴は言った。『アナス、我が意にそうのだ。私の復讐の手立てとなるのだ』奴は狼の間を歩いて触っただけで皆殺しにしたわ。群れは全滅したわ。しかも、あいつを取り巻く暗闇が皆の死体を包み込んで・・・生きた陰に、シェード・ウルフに変えてしまったのよ。恐怖と悲しみでわけもわからないまま、死にもの狂いでそこから逃げたわ。この数週間は身を隠していたわ。かつて狼だったシェードから、そして、かつて寺院に閉じ込められていたシェード・ロードの、忍び寄る暗闇から。もう隠れはしないわ。この男は食ったが、シェード・ロードに立ち向かう力をつけるためだ。奴は殺したがっているだけで、奴が殺す者は人間だろうと狼だろうと奴のシェードとして蘇るのよ。この復讐を許すのか、それともお前とも戦わなくてはいけないのか?」
もしかすると、メレラさんが話したという群れのリーダーというのはアナスさんのことだったのでしょうか。確かにアナスさんとであれば話すことも可能そうですね。
話を聞く限り、連続殺人事件の主犯はアナスさんの仲間達をシェード・ウルフに変えたシェード・ロードで間違いなさそうですけど、最後に「この男を食った」とか気になることを言っていましたね。
えーっと、アナスさんはシェード・ロードと戦うための力を貯えるためにウマル・ヒルの人を襲って食べたって理解で合っていますか?
だとすると・・・見逃すわけにはいかないかな。別に食べる目的で生き物を殺す事を悪だなんだと言うつもりはないのですけど、食べられる側だってただ黙って食べられて上げなければならないわけじゃありませんからね。どんな理由があったにせよ、人を食べる可能性を示してしまった生物を生かしておくわけにはいきません。
あずさ「駄目ね。お前の悪事も今ここで終わるのよ」
食べるために殺したみたいだし、悪事というのは語弊があるけどね!!
アナス「勝手にしろ。お前のような畜生に分かってもらおうとは思わないわ」
狼の姿にシェイプシフトしたアナスさんと戦います。
彼女にはセレスチャルフューリーもフレイル・オブ・エイジス+3も効きません。でも、ソード・オブ・フレーム+1なら普通にダメージを与えられるのですよね。炎に弱いってことなのでしょうか。でも変ですよね。フレイル・オブ・エイジスにも炎属性があるはずなんだけどな。
とりあえず、これで犯人の1人は倒せました。
ただ、被害者の大部分を殺しているのはシェード・ウルフを操って村の人を襲っているシェード・ロードの方でしょうね。
よって、そちらを滅しない限り、ウマル・ヒルに平和は訪れません。
これで次の目的地はこの洞窟の東にあるという廃れた寺院で決まりです。
ただ、そこへ向かうのは次回になりますけどね。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。