投稿日:
皆さんこんにちは。
今ロンウェーを討つことはぽっぽ騎士団にとって得策ではないと思う伊達あずさです。
コリタニ城を居城とする新たな第三勢力となった今、ロンウェー暗殺はバクラムに利するだけで何の得もありません。とはいえ、私達がライムへ向かわなかったとしても、ヴァイスの策でロンウェーは暗殺されちゃいそうですけどね。
あっ、ここはロンウェー暗殺を阻止する目的でライム入りすべきなのか?
私達のライム入りに一定の合理性を見いだせたところで、バーナム山脈越えに挑みます。今回バーナム山脈越えのルートとして選んだのはウェオブリ山を抜けるルートのようですね。
我執のガンプ「き、貴様はあのときのッ!!まさか、こんなところで貴様と再会するとはな~ぁ。神は俺を見捨てちゃいなかったぜ。来いッ!ベルダッ!オブダッ!」
我執のガンプ「ベルダとオブダだけだと思うなよッ!この日のために育てた友を見よッ!バンガッ!ザンガッ!お前達の出番だッ!!」
我執のガンプ「賞金稼ぎに落ちぶれちまったオレだが、恩義は忘れちゃぁいねぇぜ。今こそ、枢機卿の恨みを晴らしてやるッ!!覚悟しやがれッ!」
バルバトスを倒したのはロンウェーなのに、何故私を倒して枢機卿の恨みを晴らせると思うのよ・・・
なっ!一発で倒せない!!
ならば、ディープキッスからのもう一矢!
我執のガンプ「くそッ、退却だッ!今度こそ、今度こそ貴様を倒してやるッ!覚えていろッ!」
また逃げるのね・・・
倒した敵が平然と逃げていく演出って本当に萎えるよ。
その頃、港町ゴリアテでは・・・
カチュア「・・・あずさ。私達はたった二人の姉弟なのよ・・・」
聞き覚えのある男の声「それは違う。君は天涯孤独の身だ」
カチュア「だ、誰ッ!?」
カチュア「ランスロット・タルタロス!!あなたが、どうしてここにッ!?」
暗黒騎士ランスロット「君の母親は君が生まれた時にこの世を去った。そして、父親はこの島が内乱に突入する数カ月前にやはり亡くなっている。血を分けた両親や兄弟は、もう一人もいないのだ。カチュア、君は孤独なのだよ」
カチュア「ど、どういうこと!?私にはあずさという弟がいるわ!」
暗黒騎士ランスロット「君は、自分が神父の娘でないことを知っていたようだな。だから君は、何の疑問もなく彼も自分と同じだと決め込んだ・・・しかし、それは誤解というもの。彼は、君にとっての育ての親、プランシー神父の実子だよ。君とあずさは姉弟ではないッ」
私は普通に父さんの子供だったみたいですね。
それにしても、私のことまで捨て子にしちゃうとか、姉さんはどんな思い込みをしていたのか・・・まぁ、姉さんらしいといえばらしいですけど。
カチュア「じゃあ、この私は誰なの?いったい誰だっていうのッ?」
暗黒騎士ランスロット「君の本当の名はベルサリア。ベルサリア・オヴェリス」
カチュア「ベルサリア・オヴェリス・・・そんな、信じられない」
誰??
暗黒騎士ランスロット「頭のいい娘だ。そう、オヴェリス家はヴァレリアの王を生んだ一族。君はドルガルア王の娘なのだ!」
そういえば、ドルガルアさんの名前ってドルガルア・オヴェリス・ヴァレリアでしたね。オヴェリスは王になる前のファミリーネームだったのか。
暗黒騎士ランスロット「ただし、君を産んだのはベルナータ王妃ではない。当時、王妃の侍女であったマナフロアという女性だ・・・まあ、ドルガルア王の目にとまったというわけだな。だが、彼女が君を身ごもった時、王妃も王子を身ごもったばかりだった。王妃は後のことを考えて、君達母子を城外へ放逐した。そして、彼女は君を産むとそのまま息を引き取った」
この流れで王妃が気付いて放逐するっていうのは相当珍しいケースですよね。普通であれば殺害案件ですよ。ベルナータ王妃とマナフロアさんって相当仲が良かったのでしょうか。
カチュア「・・・嘘よ」
暗黒騎士ランスロット「赤ん坊の君を引き取ったのは誰だと思う?バクラムの君主ブランタ・モウンだ。君を実弟であるプランシーに預けるとこの事実を野心のために利用した。一介の神父に過ぎなかったブランタが司祭にまで出世できた背景にはこうしたことがあったからなのだ」
具体的にどのようにカチュアさんの存在を出世に利用したんだろうか。どっちかっていうと、王族から・・・特に王妃から命を狙われそうな気すらするのですけどね。
カチュア「嘘よッ。そんなのデタラメだわッ!!」
暗黒騎士ランスロット「証拠はある。君が身に着けているネックレスのことだ。古い神聖文字が刻んであるだろう?僧侶の勉強をしていた君なら読めるはずだ」
カチュア「・・・」
何故、父さんはそんなあからさまな証拠になっちゃうようなネックレスを姉さんに身に付けさせていたのだろうか。姉さんがドルガルア王の娘だってことを世間から隠す気なんてなかったって事??謎過ぎる・・・
暗黒騎士ランスロット「・・・ラボン・ベルサリア・ザン・フォン、デストニア・レラ・フィーナン。『我が娘ベルサリアに永遠の愛を』・・・ドルガルア王が君の誕生を祝ってまだ見ぬ、君に贈ったものだ。もっとも王は君が生きていることを死ぬまで知らなかったがね。君達母子は、王妃の計略によって死んだことになっていたのだから」
計略って随分と失礼な言い方じゃない!?どう考えても、王妃の取り計らいだよね??だって、どうせ死んだことにするのであれば、本当に殺すことだってできたわけだし、そっちの方が圧倒的に簡単なのですから。
あーもしかして、ブランタはこれをネタにして王妃を強請ったってことなのでしょうか。だとすると、王妃はよっぽどマナフロアさんのことが好きだったってことになりますね。
カチュア「・・・私をどうするつもり?」
暗黒騎士ランスロット「我々と一緒にハイムへ来てもらおう。そこで、プランシーから詳しい話を聞くといい」
父さん生きてたじゃん!!
暗黒騎士ランスロット「さあ、プリンセス・カチュア。こちらへ」
うーん・・・フィダック城ではなくハイムに連れてっちゃうんだ。
てっきり、ロスローリアンは姉さんを擁立して独立し、バクラムやウォルスタを賊軍に仕立て上げるつもりなのかと思っていたのですけど、ハイムに行くってことはブランタとの協力関係を維持するつもりなのですね。
ランスロットさんは何を考えているのか・・・次回に続きます。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
カチュアさんは文字が読めるのに
自前のネックレスの文字を読んでなかった?
そもそも写真もないので、他人がなりすますこともできそうだけど
ほんとですよね。自分がずっと身に着けていたネックレスに解読可能な文字が書かれていて、それを今の今まで全く気にしていなかったというのもあまりに不自然ですよね。まして、自分が父プランシーの子でないと気付いていたわけですから、姉さんならネックレスに書かれていた文字から疑心・妄想を爆発させるぐらいのことは当然のようにやってのけそうなものです。
ただまあ・・・仮にネックレスが本当に王が王女に送ったものだったとしても、そのネックレスが姉さんの物だという証拠はどこにもないのですけどね。