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皆さんこんにちは。
何だか牛丼が食べたくなってきてしまった伊達あずさです。
うん・・・そうですね、恐らくはアレの影響ですね。
で、善は急げとばかりに早速自作してみたんですけども・・・何だか恐ろしく高級感のある牛丼が完成してしまいました。
だがしかし、いざ実食というタイミングで、一味唐辛子を切らしていたことに気付いたのですよ!完全なる手落ちです・・・
え?調査の方も手落ちだらけじゃないかって?そ、それは・・・随分と手厳しいですね・・・でも、空木先生が帰っていらっしゃるまでには解決させたいところです。
で、先生っていつお帰りになられるのですか?
まあいいや・・・今日は八束町の方に行ってきますね。
綾城ユリさんの家の住所がわかったので、改めて聞き込みを行ってみようと思います。では、行ってきます。
八束町にやってきました。
今回は葉書に書かれていた住所を頼りにやってきたはずなんですけど・・・ここって前にも来た場所じゃないですか。
前回もお世話になった駄菓子屋のお婆さんに声をかけてみます。
前は”綾城ユリ”と旧姓で尋ねたのがまずかった可能性がありますからね。遠山ユリで尋ね直せば答えも違ってくるかもしれません。
こんにちは。先日はお世話になりました。
駄菓子屋のお婆ちゃん「おや?あんたは・・・見た事あるような・・・最近、物忘れが酷うなりましてなあ」
尋ねる前にから不安にさせてきますね・・・
先日は綾城ユリとお尋ねしたのですが、遠山ユリであればご存知ありませんか?
駄菓子屋のお婆ちゃん「遠山ユリさんならよう知っとります。ほんに気立ての良い美しい人でしたからのう」
それはこの写真の方で間違いありませんか?
駄菓子屋のお婆ちゃん「そうそう、この方が遠山ユリさんですわ」
遠山ユリさんについて詳しく教えて頂けますか?
駄菓子屋のお婆ちゃん「昔、この辺りに遠山ユリさんという美しい人がおられましてな。そらあ気立ての良い人でしたわ」
遠山ユリさんはこの辺りに住んでいたんですよね?
駄菓子屋のお婆ちゃん「そうです、確かにこの辺りに住んでおられましたわ」
ですが、この辺に遠山という家は見当たらないのですが・・・
駄菓子屋のお婆ちゃん「それもそのはずじゃ、17年ほど前、火事で焼けてしもうてのう。その火事でユリさんは気の毒に・・・死んでしまわれたんですわ」
やっぱり!でも、こんなに私の推理通りに事が進むなんて珍しいな。
駄菓子屋のお婆ちゃん「ユリさんは必至の想いで赤ん坊を助け出して大火傷を負ったんじゃ」
ほぅ・・・ユリさんにお子さんがいらっしゃったのですね。ではその赤ん坊は今どこに?
駄菓子屋のお婆ちゃん「その子はユリさんが生前親しくなさってた山本佐和子という人に引き取られたんですわ」
その山本さんという方がどこに住んでいらっしゃるかご存知ですか?
駄菓子屋のお婆ちゃん「最近、よう人が訪ねてこられますわ。皆さん同じようなことを聞いて行かれますなあ。さっきも、身なりの立派な方に山本さんの家を聞かれたところですわ。山本さんの家は3丁目にあるアパートですわ」
む、やはり私以外にもユリさんのことを調べている人が居るみたいですね。でもどうせ和人さんか神田さんでしょ。
あっ、お話ありがとうございました。
早速、駄菓子屋のお婆さんに教えて頂いたアパートへ向かいます。
えっと・・・ご、ごめんください?
おばさん「はい・・・どちらさまですか?」
私、空木探偵事務所の伊達と申します。
実は今、遠山ユリさんという方を探しているのですが、その遠山さんのお子さんをこちらにお住まいの山本さんが引き取られたと、駄菓子屋の方からお伺いしたものですから・・・是非、お話をお聞きできればと伺った次第です。
山本「お名前は聞いた事がありますが、直接の知り合いではないんです・・・」
あれ、駄菓子屋の方の話では遠山さんと山本さんは親しくされていたとお聞きしていたのですが・・・
山本「昔、遠山さんというお宅が全焼したそうです。ユリさんという方はお気の毒でしたが、赤ん坊は左肩に火傷を負っただけだったそうです。その赤ん坊を当時、孤児院を経営していた私の母の佐和子が引き取って育てたのです」
あ、山本佐和子さんではなかったのですね。
山本「私は山本佐和子の娘の元子と、申します」
では、佐和子さんは・・・
山本「佐和子は先日亡くなりました。経営していた孤児院を無理やり立ち退かされまして・・・そのショックで寝込んでしまい・・・」
何か綾城商事がこの件に絡んできそうな予感がしますね・・・
山本「佐和子は最後までその子供のことを心配していました。込み入った事情がありまして、捨て子だと言うことにして育てていたようです」
その事情・・・というのは?
山本「それは申し上げられませんが、その子はある日、何かに気付いたのか・・・母のもとを飛び出してしまって、それっきりだと言うことです」
まさかとは思いますけど・・・その子の名前、茜だったりしないよな。
それはそうと・・・失礼ですが、以前にもどこかでお会いしてませんでしょうか・・・どうにも初めてお会いしたような気がしないと言いますか・・・
山本「はあ?初めてだと思いますよ」
そうですか・・・妙な事をお聞きして申し訳ありません。お話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
山本「あら?・・・いえ、気を付けて・・・」
事務所に戻ってきました。
熊田先生が検死をやり直してくださった結果、二郎さんの体から新たに青酸反応が出たのですけど、それも二郎さんの死因となるようなものではありませんでした。つまり、未だに警察は二郎さんの死を自殺のまま処理しているということです。
そして今日は、八束町に行ってきたんですけど、ユリさんは予想通り、事故で既に亡くなられていました。ユリさんは亡くなられる前、赤ん坊を産んでいたらしいのですが、その子もちょっと前に行方不明になってしまったみたいです。ただ、その子の左肩には赤ん坊の頃に負ったという火傷痕があるらしいですよね。私は年齢的にも茜さん辺りが怪しいのではないかと睨んでいます。また会う機会があれば、肩が出ている服でもプレゼントしてみましょうか?
まあ、最後のは冗談として、ここまで気持ち悪いぐらいに私の読み通りなんですよね。でも、未だに記憶が戻らないのは何とも気持ち悪くて・・・
あゆみ「馬鹿っ!あずさくんの弱虫!」
えっ!?急になんですか!?
あゆみ「こんな時こそ頑張らなくっちゃ。ねっ!」
は、はぁ・・・でも何で弱虫?ともあれ、ご心配をおかけして申し訳ありません。頑張ります・・・
あゆみ「やったあ!」
あゆみさん・・・何かキャラがおかしくなってませんか?
私よりも、あゆみさんの方が心配ですよ・・・(次回に続きます)
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。