島の村で挨拶回り(その2):Baldur’s Gate#196

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
もし、私のプレイ日記を見てBaldur’s Gateに興味を持った方がおられたら、是非とも、悪人プレイを試して欲しいと思う伊達あずさです。

私のプレイ日記では”比較的”善人っぽい選択肢を選んじゃっているケースが多いのですよね。
でも、Baldur’s Gateの醍醐味はごりごりの悪人ロールができるところにあるのです。

つまり、私のプレイ日記ってBaldur’s Gateが持つ懐の深さをほとんどご紹介できていないことになるのですよ・・・
それはもう、驚くほどに酷い事を言えちゃったり、やれちゃったりするので、聖人君子プレイに飽きた方は是非とも試してみて下さい。

島の村で挨拶回り(その2):Baldur's Gate#196_挿絵1
では、この村での挨拶回りを再開したいと思います。

今日はタロウンさんからです。確か、タロウンさんもカイシャスさんから許可をもらったら来て欲しいっておっしゃってましたよね。

タロウン「勇敢な冒険者か?海のことを知らないのを見ると、船乗りではないみたいだな。私のような海の男のことをよく知っている。私はタロウンだ、かつてはアムンの航海士だったが、今はこの誇り高き一族の仲間だ」

あずさ「この島のことをよく知ってるみたいだわ。何か話してくれない?」

ほ、他の選択肢があまりにも失礼過ぎて・・・

タロウン「マズチカまで航海をして、スパイスを持って帰ってきたんだが、クラーケンに襲われて船が沈められてしまったのだ。生き残った仲間は、一人ずつクラーケンに捕まって食べられてしまったが、私だけは壊れた船の破片にしがみついていたので、見つからずに助かったのだ。靴を食べて、雨水だけを飲んで何日も船を漂流したのだ」

靴を食べたのですか。確かに革靴ならば食べられない事も無いとどこかで聞いた事があるような・・・

タロウン「最終的に私はこの島にたどり着いた。漁と農耕の技術を教える代わりに、一族の仲間に加えてもらったのだ。この一族はバルダランの時代からここにいたんだ。彼らには、私がもっているような現代の技術をもう少し教える必要がある。嘘のような話だが、本当のことなんだ」

急にバルダランの話が出てきましたね。
やはりこの島は、私達が元々目指していた島なのでしょうか。

あずさ「バルダランの子孫がこの島から出れなかったのは何故?それに、もともとの船員は何故船を作って、家に帰ろうとしなかったの?」

タロウン「そんなに単純なものじゃないんだ。バルダランと彼のガイドドラディールは、戦いの中で殺されたのだ。この島の確かな場所は誰もわからないのだが、それでも試みはされてきたのだ。私の指導で漁師が小さな船を作った一年ほど前、我々のリーダーであってカイシャスの夫であるセラード・ガンが本土に向かって航海をしたのだ。しかし彼の消息はそれきり途絶えてしまった。皆は彼が死んだと思っているようだ」

絶賛行方不明中の族長さんは、この島で作られた船で海に出たのですね。
まぁ、崖や暗礁の都合で小さな船しか作れなかったということなのでしょうけど・・・そんな経験値でいきなり大きな船なんて造れるのかな。私達がワーウルフを倒したとしても、カイシャスさん達の方が約束を守ってくれなきゃ島からは脱出できないのですよね。

タロウン「今は何も言えないが、ただ私は何も手に入れていないと言う事しか言えない。気を付けるのだぞ。この島にあるもの全ては見せかけだ。ここにいる人々も、モンスターもそして私もだ。自分のやらなくてはならない事をするのだ。もう時間はない」

妙に焦らせられたところで会話が打ち切られてしまいました。タロウンさんは昼寝がしたいそうです。
でも今って夜なのですよね。昼寝などと言わず、がっつり寝たらいいと思います。

島の村で挨拶回り(その2):Baldur's Gate#196_挿絵2
お次はファージングさんです。

ファージング「ファージングっていうんだ。まだ5歳だよ。あと何年かしたら、パパが狩りをさせてくれることになってるんだ。あなた、狩りはできる?」

あずさ「そうよ、お嬢ちゃん。狩りなんて思うがままよ」

狩りですか・・・銃だと何故か当たらないのですけど、不思議と弓なら相手が動いていようが、距離が遠かろうが当てられるのですよねぇ・・・でも、クロスボウはほぼ銃みたいなものなのでダメです!

ファージング「運がいいね。あんたなんか嫌い」

良くわからないけど、とても怒らせちゃったみたいです・・・ご、ごめんなさい。謝るから機嫌を直して。

ファージング「よかったらお友達になりましょ。森で人形を無くしてしまったの。門番はどうしても取りに行かせてくれないの。取ってきてくれない?」

交換条件ってことですか・・・

あずさ「道中で見かけたら、あなたのところに持ってきてあげるわ」

ファージング「ありがとう。帰りに、お人形ちゃんで遊んでもいいよ」

あずさ「ありがとう、そうするよ」

とりあえず、機嫌は直ったみたいです。

島の村で挨拶回り(その2):Baldur's Gate#196_挿絵3
お次は男性だけどジョリンさん。
・・・ってまあ、女性のジョリンさんも結構珍しそうですけど。

ジョリン「英雄気取りか?馬鹿だな」

物凄く攻撃的ですね・・・

あずさ「何か気に障る事でもしました?」

ジョリン「すまなかった。私はただ仲間に無意味な望みを持ってもらいたくなかっただけだ。君がオオカミ達と戦う事は皆知っている。私もよく戦っているから、奴らの強さを知っている。村人が言うように君は強い戦士かも知れないが、奴らに勝つ事はできないだろう。私はあなたの能力を信じて、幸運を祈るだけだ。君は英雄になりたいだけだろう。そうならばその勇気には敬意を表するが、長くは生きられないね」

いや、別に英雄になりたいからワーウルフと戦うわけじゃないのですけどね。単にこの島を脱出して、お家・・・はないし、向こうでは指名手配までされちゃってるけど、とにかく元の場所に戻りたいだけです。

あずさ「あの獣を戦ったって言ったわね。あいつらについて知ってる事を教えて。弱点は何?」

ジョリン「オオカミ達は人間に化ける事ができるので騙されてはいけない。心の中は獣だ。餌を得るために殺すが、同時に快楽も得る。深い茶色と黒の毛をしている若い方の奴らは比較的弱く、歳をとっている方が強力だ。奴らには全く機転のきかない所がある。リスクを全く考えず本能のままに攻撃してくる。歳をとった方の獣は銀色の入った黒い毛でおおわれている。奴らはずる賢くて強い。何匹かは呪文も使える。一番大きくて黒いのがカロウグといって、奴らのボスだ。カロウグには魔法のかかった武器でしかダメージを与えることができない。奴らは攻撃するために本当の姿に変わる。私の知っている事はそれだけだ。幸運を祈っている」

最初は話にならなそうだと思ったのですけど、結果的にはなかなかに価値ある情報を得ることができました。
ジョリンさんのおかげで、ワーウルフを討伐するという抽象的な目標から、カロウグという敵のボスを始末するという具体的な目標へと変わったところで今日はここまでです。

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