君の名は。を観た感想と評価:映画考察

投稿日:

皆さんこんにちは。スタートダッシュに敗北してDVDを借り損ねてしまった伊達あずさです。

そんな今回紹介する私がスタートダッシュまでして観ようと思った映画は・・・
君の名は。」です。

いつもの様に作品情報から。

君の名は。
原題:君の名は。
ジャンル:SFラブストーリー
製作国:日本
公開年:2016年
監督:新海誠
概要:岐阜県山間の田舎糸守町に住む宮水神社の巫女三葉と東京で暮らす男子高校生瀧はある日を境に心が入れ替わってしまうようになる。2人の入れ代わりは一時的なもので、朝には元の体に戻る。ただ、定期的に入れ替わりが発生し、その原因は不明。2人はこの異常な現象から自分達の生活を守るべく、協力し合ってこの状況を乗り越えていく。そして、2人は入れ替わりという困難を乗り越えながら少しずつ惹かれあうようになっていった。

普段は恋愛モノから縁遠い私がジャンルにラブストーリーなんて書く日がまさかやってこようとは!!
でも、結構TVCMも流れて居ましたしちょっと気になってたんですよね。(しかも大人気だっていうし)
しかしながら、何気に映画公開から1年近くも経っちゃってたんですね・・・意外。

そんな、「君の名は。」に対するおすすめ度は・・・

おすすめ度(5段階):★★★★

趣味嗜好が世間と微妙にずれてしまっている私は、世の中で評価が高いとされる作品がいまいち合わないなんてことも良くあったりするわけなのですが、今回はそんなことなかったみたいです!良かった!
この作品を一言で評するならば、分かり易さと分かり難さが丁度良い作品だったと言えるかもしれません。
まず、分かり易い所でいうと、純粋に映像がとても綺麗。こんなの一体どうやって書いてるの!?って思ってしまうほど凄く良く書かれてるんです。
写実的な絵の中にほんの少し含まれる非現実的な描写が、なんとも幻想的な世界を演出しているのです。
・・・何か上手く表現できていない気もしなくはありませんが、とにかく凄く綺麗ってことなんです。
そして、ストーリーの大枠も非常に分かり易い。話の最初と最後だけを見れば、とてもすっきりした作りになっています。

ですが、何もかもがすっきり爽快で終わってしまっては、自分が考える余地が無くなってしまいますからね・・・私にとってそれはちょっとつまらないことなんです。
でも、この作品には実は結構不可解で不思議な部分が残されているんです。なので私としては助かる~
今回はそんな不可解で不思議な部分について考察をしてみようと思います!

ここからはネタバレを含みますので、これから観る予定がある人は「君の名は。」を見終えてからにしてくださいね!

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<以下ネタバレを含みます>

登場人物

主人公:立花 瀧
主人公:宮水 三葉
三葉の妹:宮水 四葉
三葉の祖母:宮水 一葉
三葉の父:宮水 俊樹
三葉の母:宮水 二葉

考察・感想(ネタバレ含む)

君の名は。で行われている心の入れ替わりというのは、過去の作品でも良く行われていた入れ替わりとはほんの少し違う部分がありました。
それは、異なる時間軸に生きている人の心が入れ替わってしまっているという点です。
今回はこの「異なる時間軸同士の入れ替わり」を中心に考察してみたいと思います。

入れ替わり能力の存在意義

世の中に存在する能力には必ず何らかしらの意味があると私は考えています。
例えば、蜥蜴が外的に襲われたときに自分の尻尾を切って逃げられるように進化したのだって、厳しい生存競争を生き抜くために必要だからなわけです。
よって、この入れ替わりの能力にも必ず何らかしらの意味があるはず・・・

作中で三葉と入れ替わった瀧が、この入れ替わりは「全部今日のため(隕石から糸守町を守るため)にあったのかもしれない」と言っているシーンがありますが、それだけだとちょっと都合が悪いんですよね。
というのも、この入れ替わりは一葉にも二葉も体験していたことらしいからなのです。(一葉談)

前回の隕石が糸守町に降ってきたのはおよそ1200年前なわけで、流石にこの期間、一葉や二葉が入れ替わり能力を使って、隕石が降らなかったことにしたとは考えにくい。つまり、隕石はこの1200年間、糸守町にはやってこなかった。
とすると、一葉や二葉が入れ替わりの能力を使わなければならない理由が無くなってしまうのです。
そもそも、隕石から町を救うために能力が発現するというのは、いくらなんでもご都合主義過ぎます。

そこでもっと、生物的な目的でこの能力を得たのでは・・・と私は新たな仮説を立てたのです。
この入れ替わりという能力は「宮水という種を守るための能力」だったのではないかという説です。
っていうか、この世の生物達が持っている能力って、結局の所そのためのものですしね。

上記のように考えれば、一葉や二葉が入れ替わりの能力を使えた理由も説明が付くのです。
ジャンルにラブストーリーと書いておきながら物凄く無粋な例えになってしまいますが・・・
宮水の入れ替わり能力が種の保存に必要不可欠なものであるとするならば、それを自分の祖先に受け継がせるためには、それなりに相性の良い相手と子供を作る必要が出てくるでしょう。
そこで、入れ替わりの能力は自分の能力を確実に子へと受け継がせる事が出来る相性の良い男性を探し、その人と宮水の人間の心を入れ替える。
更に入れ替わりにはお互いが恋に落ちてしまう効果もあったりすると・・・非常に無粋ですがとても都合が良い。

でも、何の根拠もなくこんな仮説を立てたわけじゃないんですよ?
作中で三葉と瀧が入れ替わっていることを看破した人物って実は2人居るんです。
それは、入れ替わりを実際に体験した一葉と、三葉の父俊樹です。一葉は分かるけど、俊樹が看破出来たのっておかしくないですか?
でももし、二葉と俊樹も入れ替わりを経て結婚していたのだとしたら、一葉のように入れ替わりを看破できてもおかしくないと思うんです。

ちなみに、ちゃんと子孫を残せた時点でこの能力は消えてしまうのかもしれません。
あくまでも宮水という種を保存するためだけの能力だった場合、子供を産んだ時点でお役御免ですからね。
一葉から入れ替わり時の記憶が徐々に薄れて行ってしまったり、三葉と四葉を産んだ二葉が能力の恩恵無く病死したのもそういった理由からかもしれません。

何故時間を超えて入れ替わったのか

もしかすると、一葉や二葉の時の入れ替わりは同じ時間軸に住む人同士の入れ替わりだったかもしれません。
だって、先ほどの仮説であれば、別にわざわざ別の時間軸の人と入れ替わる必要が無いわけですから。
ですが、三葉の時はそうはいきません。だって、隕石によって宮水家の全員が死んでしまう訳ですから、いくら種を保存するのに適した人間を入れ替わりで見つけてこようと意味がありません。
そこで、入れ替わりの能力が選んだ相手が未来の瀧だったわけです。未来の瀧は何やかんやで三葉が生き残る新たな世界を作ってくれました。
宮水の血を絶やさないためにはどうしても彼が三葉の相手でなくてはまずかったのでしょう。

ただ、三葉以外にもひょっとすると1200年前の隕石落下の際に生きていた宮水家の人は同じように時を超えた入れ替わりを体験していた可能性があります。
一葉が三葉と瀧逹に話していた数々の昔話は、もしかすると1200年前の隕石落下の際に糸守町を守った宮水家の人が自分の経験談を言い伝えとして残したものなのかもしれませんね。

ちょっと話はそれますが、入れ替わった三葉と瀧って、良く3年ずれていることに気づきませんでしたよね。
特に瀧と入れ替わった三葉は瀧のバイトまで律儀にこなしていたわけですから、日付を特に注意して見ていたと思うんですよね。
確かに普段から年はあまり見ないかもしれませんが、3年程度だと、同じ日付で入れ替わったとしても曜日までは一緒ではないでしょうから、おかしいことに気づいても良さそうなものなのですが・・・

何故突然入れ替わらなくなったのか

三葉と瀧の入れ替わりはある日を境に起こらなくなってしまいます。
これまでの仮説により、入れ替わりの能力は完全に三葉のものですから、三葉が死んでしまったことによって発生しなくなってしまったのでしょう。
でもそうなると、最後の入れ替わりの説明が付かなくなってしまいます。

ですが、最後の入れ替わりだけはちょっとこれまでの物とは別のものだと考えられるのです。
1つ目の差異は「発動した人間の違い」です。
これまでの入れ替わりは三葉が行使した能力でした。よって、三葉が死んでしまった後は発動しません。
それなのに何故、最後にもう一度だけ入れ替わる事が出来たのか、それは瀧がこの入れ替わり能力を使ったからです。

瀧は三葉が彗星によって既に死んでしまった人だと知った後、もう一度、三葉と入れ替わるべく、宮水家のご神体がある場所で三葉の口噛み酒を飲みます。
一葉が言うには、それは三葉の半分らしいですからね・・・さすがに半分も何かを持っていかれているというのは恐ろしい話ですが、もしかすると、口噛み酒というのは宮水家の入れ替わり能力を一時的に他者に使用させるための緊急処置的な秘術として伝えてきたと考えた場合は如何でしょうか。
そうであれば、口噛み酒を飲んだ瀧は限定的に入れ替わりの能力を得、それを行使して時間跳躍を行ったと考える事が出来ます。

ただ、それでも1つ納得ができないことがあります。それが2つ目の差異「時間跳躍の幅」なんです。
そもそも、これまでの入れ替わりは、三葉からみて入れ替わることができる時間に限界があったんです。つまり3年(+α)ですね。
まったく同じ時間幅で入れ替わるからこそ、以前の入れ替わりより未来に三葉が行ってしまったりすることはなかったわけです。(三葉自身の時間経過分だけ、行った未来も同じように進んでいる)
もちろん、跳躍幅を手加減して跳んでいると考えられなくもありませんが、手加減している状況かつ無意識下の能力で毎回毎回ぴったり同じだけの時間跳躍を行えるというのはいささか不自然ですし、そもそも行先が3年未来でなければならない必要もありません。(隕石が糸守町に落下したことを知っている時代であれば何時でも良い)
そう考えた場合、時間跳躍の幅には何らかの制限があったと考えるのが妥当でしょう。

しかし、最後の入れ替わりは、これまでより行ける範囲が広がっているんです。
今まで通りの時間幅で入れ替わった場合、既に彗星によって死んでしまった三葉と入れ替わるはずなのに、何故か彗星が降ってくるより前の三葉と入れ替わってしまっています。
つまり、より幅が広い時間跳躍を行えていることになるんです。

もちろん、今回時間跳躍を行ったのが瀧なので、たまたま三葉より跳べる才能があっただけなのかもしれませんが、出来るだけ伏線を回収するためにも、ここは「場所による付加効果が働いた」と考えることにしましょう。
瀧が最後の入れ替わりを行った場所は宮水家が代々守るご神体がある霊験あらたかな場所です。よって、ここで能力を使えば高い能力が発揮できるのかもしれません。

何故過去の三葉と未来の瀧が直接触れ合えたのか

これまで、心が入れ替わっているだけだったはずなのに、この時だけは、どういうわけか元の体で物理的に接触出来ちゃってるんです。
完全に肉体ごとおかしなところに行ってしまってるんですよ!

私としては、映像上の演出であって、実際には2人はあそこで触れ合っていない。
たまたま記憶がそれぞれの体に戻る際の一瞬の交差をあのように表現しただけだった!とか都合よく解釈したいんですが、2人の手に書かれた文字は、未来の瀧だけの持ち物であるペンで書かれたものですし、未来の瀧が持っていた組紐がしっかり過去の三葉に手渡されてしまっているのですよね。
そのような物的証拠が出ている以上、そんな都合良い解釈はできない・・・

ですが、良く見ると2人がであった際の山の上から見えた風景って雲が厚く立ち込めていて、いまいち下がはっきり見えていないんですよね。
ひょっとすると、ここが噂の隠り世なのかも・・・(一葉は川?の内側が隠り世だっていってましたけど、口伝ではその範囲ぐらい間違えてもおかしくない!)
凄く都合が良い話ですが、無理な時間跳躍を敢行してしまった場合はこれまでのように普通の時間経過では元の体に戻る事が出来ないのかもしれません。
そこで、元に戻るためには、2人が肉体ごと隠り世に来る(心が入れ替わった状態でご神体がある場所までくる)必要があり、その状態でかたわれ時を迎えると、心がそれぞれの体に戻り、かたわれ時の終了と共に肉体が此岸に戻る(元に戻る)とかだったのかも・・・
そう考えると、2人が元に戻れたのって、相当偶然の産物なような気がしなくもありませんが・・・

何故三葉と瀧はお互いのことを忘れてしまったのか

2人の記憶の喪失(お互いの存在を忘れた)については、最後の入れ替わりにで過去を変えてしまったことによって、三葉の入れ替わりが起こる原因を解決してしまったため、入れ替わらない世界線に移ったことによる世界の修復効果によるものなのかとも考えたりしたのですが、それだと、瀧が宮水家のご神体がある場所までいった理由を思い出せない意味が分からなくなりますし、彗星から町の皆を救うために三葉が動いた動機だって無くなってしまうんですよね。
あくまでも、三葉が死なない世界に行くためには、瀧と三葉が世界線に影響されない主観を持っていることが必須なわけで、世界線を跨いだから2人の記憶も全て無かったことになったではちょっと説明が苦しい、というか都合が悪いのです。

瀧が三葉として宮水家のご神体がある場所に口噛み酒を奉納しに行った際、一葉は「ここは隠り世、此岸に戻るには一等大切なものを引き換えにしなければならない」と言っていました。
つまり、あの言い伝えはこの場所で入れ替わりを行ってしまうと、元の世界に戻るときに大切な物、すなわち入れ替わった相手に関する記憶を失ってしまうことを示唆していたのかもしれません。
要するに肉体ごと隠り世に至らなければ元の世界に戻ることができなくなるほどの時間跳躍の代償は記憶障害ということなのでしょう。
実際、三葉と瀧がお互いの名前を忘れた後も手に書かれた文字が消えることはありませんでしたし、それは2人が世界線を跨いだことによる影響を受けていない(お互いの記憶だけが抜けてる)ことを示しているのではないでしょうか。

一葉が語った言い伝えの出所

一葉が瀧に教えてくれた数々の言い伝えは、単なるおとぎ話などではなくある意味、全て事実でした。
ここまで確度が高い言い伝えを誰が作ったのかを考えた場合、1200年前に隕石が糸守町を襲った際に今回同様その災害から宮水家を守ったご先祖様が残したものだと考えると非常に納得がいきます。
ただ、そうした場合1つ謎が残ってしまいます。言い伝えの出所がご先祖様だとするならば、どうしてご先祖様は(一等大切な)自分の記憶が失われてしまうことを予見して言い伝えにすることが出来たのかということです。

ひょっとすると、言い伝えを残したご先祖様も隠り世に行った代償が入れ替わり相手に関する記憶だとまでは断定できなかったのかもしれません。
でも、三葉や瀧のように、何か大切なものを失ってしまったような感覚だけが残っていたため、「一等大切なものを引き換えにする」なんていうふわっとした言い伝えになってしまったのかもしれませんね。
もしそうだとすると、ご先祖様は三葉や瀧のように再び結ばれることはなかったのかもしれませんね・・・

瀧のスマートフォンから三葉が残したメモが消えた理由

ここまで結構すっきり辻褄を合わせてこれたんじゃないかと思っていたんですが、この演出だけ蚊帳の外になってしまっていたんですよね。
最初の瀧の世界では既に宮水家が滅んでしまっているので、入れ替わりの能力がその時代には本来存在できません。
そのため、タイムパラドックスに対抗する世界修復の力によって、入れ替わりによる世界の改変結果が維持できなかったのかも・・・

あるいは、入れ替わりの能力自体に入れ替わり後の結果を維持し続ける能力が備わっていて、使用者が生きている間であれば、その結果は徐々に失われつつも維持し続ける事が出来るけど、使用者が死んだ状態では、能力行使後の結果を維持できなくなってしまうのかも?

・・・ちょ、ちょっと苦しいかな?

最後に・・・

とまあ、こんな感じで、この作品の目玉である「入れ替わり現象」についていろいろ考えてみました。
まあもちろんこの映画を観た私の勝手な想像の上、私は小説版を読んでいないので、そこに真相が書かれていた場合、見当違いの考察になってしまっている可能性もあります。その辺はご容赦ください!

さて、何だかラブストーリーなのにも拘らず、物凄く無粋な考察となってしまいましたが、最後にちょっとだけラブストーリーっぽい私の解釈を付け加えたいと思います。
私の仮説では、宮水家の入れ替わり能力は、宮水家という種を保存していくことを目的として存在しており、代々の結婚相手もその能力によって決められてきたものだとしました。
だとすると、三葉と瀧が最後に出会ったのも能力による介入だったということになってしまいますが、私はそれだけではなかったんじゃないかと思うんです。

隕石が落下する未来が確定した宮水家の最大の問題は、宮水家の全滅を回避することです。
入れ替わりの能力が三葉に最適だと選んだのは瀧なわけですが、このまま普通に入れ替えたところで、宮水家の種を保存するという目的が達成できません。そこで、苦肉の策として、未来の瀧と過去の三葉を入れ替えたわけです。
しかし、宮水家の危機を回避するためには突然三葉と入れ替わらなくなったことで、瀧が三葉を探し、三葉が既に死んでしまっているという事実に行き着く必要があり、つまりそれは入れ替わり能力が結んだ2人の縁が切れてしまう(入れ替わり相手に関する記憶が消える)ことを意味しているわけです。
本来、入れ替わりの能力によって三葉と瀧の想いは宮水家を隕石から守るための犠牲となってしまうことが運命づけられてしまっていたのかもしれません。(もちろん2人とも宮水家の種の存続とは関係のなく、普通に生活してはいけるでしょうけど)
でもこれだと宮水家の入れ替わり能力を受け継がせるための適切な相手が選べないことになってしまうわけですが、そこは大丈夫。
何故なら宮水家には四葉が居るからです。きっと彼女は成長した後に入れ替わり能力で相性の良い相手を見つけることでしょう。

このように考えると、三葉と瀧は入れ替わりの能力だけでは決して結ばれることの無い運命だったはずです。(恐らく1200年前のご先祖様も同じ運命をたどっていたはず)
それでも最後に2人が再び出会えたのは、きっと2人が時を超えて想いを託した組紐によるムスビの奇跡だったんじゃないかな。
2人の強い想いが込められたムスビの縁が、本来決まっていたはずの運命を打ち破って新たな世界を作り出したのかもしれませんね。

おまけ

と、綺麗な感じで終わらせたかった所なんですが、どーしても最後に言いたいことが。
宮水家が代々崇めてきた神様の正体って、実はインターステラーなどにも登場したような高次元人なんじゃ・・・高次元人なら未来予測なんてコンビニに買い物に行く程度の難度でしかありませんし、時間軸がずれた人間同士を引きあわせることだって可能な気がします。

問題は高次元人がどうしてそこまで宮水家にご執心なのかってことですが・・・

あまり考えたくないですが・・・宮水家って神様のために口噛み酒を奉納してるんですよね?毎年。
高次元人は本当に口噛み酒のファンだったんじゃ・・・(作中でも絶対に売れるって四葉が言ってたし)
とすると、私の仮説にもある入れ替わりによる適切な相手の選別って、可愛い女の子が生まれるようにするための神様による介入なんてことも・・・
(作中で映った宮水家先祖の写真からみても女系家族っぽいし・・・)

何だか最後の最後に、折角のラブストーリー考察が台無しになってしまいましたね・・・

以上です!

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君の名は。を観た感想と評価:映画考察」への2件のフィードバック

  1. スィッピ

    お久しぶりです(っ´ω`c)
    去年話題になった、あの大作ですね~(*´˘`*)♥
    仮説いくつか立てて、それを証明していくっていうのも、映画の空気に流されて観るのとまた違って興味深いですね
    その仮説もユニークで、伊達さんらしくてツッコミどころもなるほどと思いました^^*
    高次元人とは……なるほど、あの物語の裏側にはそんなキーパーソンというか、神に等しい存在が!それでそんな奇跡が起きたのかっていう説明にはなるかも(*^^*)
    レンタルしてみようかな

    返信

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