イライラしない秘訣はあるのか?心穏やかに過ごそう:応用心理学

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こんにちは、栁澤蘭丸です。
本格的な「○○効果」などの心理学の話を伊達さんがしているので
私のほうは、臨床心理学的な方向のお話をしていこうと思います。
なんでこんなにアプリ開発チームのブログが心理学心理学しているのか?って?
それは本当に謎なんですけど、目に見えないものだから、どうしても人は解明したくなっちゃうんですよね、人の心を…゚.+:。(*-ω-)(-ω-*)゚.+:。うんうん。
「へぇ~へぇ~へぇ~( ・∀・)ノシ∩」みたいな軽い気持ちで読んで下さると嬉しいです。

今日は、「他人の行為にイライラしてしまう時はどうしたらいいか」をお話ししたいと思います。
他人のことは全然気にならない、他人が何をしていても腹が立つことはない、という心が穏やかな方は、こんなの読まなくても健やかに過ごせるので気にしなくて大丈夫です(´・ω・`)
蘭丸さんは己が心の狭さをなんとかしたくてこのような文を書いております。

例えば…
目の前を歩いていた人が、ポイ捨てをした。
交際相手が、浮気をした。
相棒が仕事をしない(←)

など、イラッとする、もしくは怒りがわきませんか?
まずこの仕組みのお話。

その行為に対してイラッとしたり怒りがわく場合、それは、とても平たく言うと「自分が頑張って我慢している」ことなのです。
つまり
目の前にいた人がポイ捨てをしたことに怒りを覚える人は「自分だってポイ捨てしたいけど、我慢してゴミ箱までゴミを持っていくのに、こいつはぁ~!」という心理が働いています。
交際相手が浮気をして怒りを覚える人は、「自分だって浮気したいのに、こいつはぁ~!」という心理が働いています。
相棒が仕事をしないことに怒りを覚える人は、「私だって嫌だけど頑張ってるのにお前はぁ~!」と思っているのです。ほんと。

ちょっとまってちょっとまってお兄さん!と思いますよね。
ポイ捨ては廃棄物処理法や軽犯罪法に抵触するからしないんだ!又は環境を破壊するからしないんだ!とか
私は浮気したいなんて思ってない、裏切られたから怒ってるんだ!とか
反論したいことがおありかと思います!!

確かに、「浮気したいとか思っていない!」と自覚している方は大勢いると思うのですが、これは何故かと突き詰めると、浮気したメリットより浮気しないメリットのほうが大きいからで、実は、ありのままの自分でいたいというのが人間です。
つまり、メリットどうこう置いといて、自由に行動を選択したい、と人間は思っています。
しかし…
「浮気相手と楽しむ」<<<<<「超怖い妻を怒らせたくない 又は かわいい恋人を悲しませたくない」という理性が働き、自分を律しています。
これがもうすでに「我慢」と言える状態なんですね。
「する、しない」ではなくて、「する自由があるのか、ないのか」というほうが大切です。
品行方正な人ほど、野蛮な行為や不義理な行為をする自由がないんですね。
自分でなくしているからです。

というわけで、前述の自分が「したいけど我慢している行為」をしている人間に腹が立つという話題に立ち戻ります。
豆知識のように仕組みを書いてしまいましたが、仕組みが分かったから何?という感じなので、次はこれの対処法を書こうと思います。

この、腹の立つ行為をしている相手。
この相手に「事情がある」と想像することで、イライラが軽減され、ストレスを小さく抑えることができます。
典型的なやつですと、「浮気をしたカレシ」に対し「自分に悪いところはなかったか」と考える。
「男というのは、浮気をする生き物なんだ。最低。」と、思い込みによって結論付けると、イライラを最大出力のまま飲み込まなければならず、このストレスは半端ないです。
「私が部屋を汚部屋にしてたからだ」「デート代はすべて彼氏持ちにさせていたからだ」など、何か相手に事情があったのではないか?と疑って、何でもいいので思い込み以外の結論に至れた場合、イライラは減り、ストレスも小さく済むという寸法です。

これは難しい!
歩きたばこをした末にポイ捨てした人…この人に何か情状酌量の余地を見つけることができるでしょうか?
一生懸命想像してみたところで「モラルもない最低な人間だな!」という思い込みを覆すことはなかなか…!(;・∀・)
無理があることしか浮かんできません。「タバコを家で吸えないので、歩きながら吸うしかなくて、吸い殻も持って帰ると吸ったのがバレていまうから止むを得ずポイッと捨てるしかなかった」
…自分をだますことは難しそうです。

しかしそうやって、確信してしまったこと(←最悪な印象の思い込み)に対して、反論を見つけること(=疑うこと=考えること)でその行為を許すことができるようになってくる、と言われています!
確かに最初は難しいと思いますが、イラッとする行為を見かけるたびにそれを許せる材料を探し、その印象を覆す努力をすると、だんだん自然とイラッとしなくなっていくという寸法なんです。

余談ですが、STAP細胞を見つけた(?)小保方さんは「STAP細胞あった!!」という方向で研究を進めてしまったため、「あった」という印象を覆す努力をしませんでした。
「あった」という印象を強める実験や証明をしていったため、あの会見で「STAP細胞の存在は間違いかもしれないので、それをこれから確かめていきます」と言えなかったと思われます。
結果、名言「スタップ細胞はありまぁす」が生まれてしまいました。
一方iPS細胞を見つけた山中さんは「iPS細胞があった!?…本当にiPS細胞なの?見間違い?」と思い、「あった」という印象を疑ってかかり、逆に「iPS細胞の存在」を覆す証明をしようとしてみました。
しかしiPS細胞は、発見者に疑われるという悲しみを乗り越えてちゃんと出現したため、山中さんもiPS細胞の存在を認めざるを得ず、発表なさったのです。
(科学の世界では山中さんの反応が当たり前だそうですが…)

この二つの例、思い込みによって失敗しているのはどちらかは明らかですよね。
そして、疑うことによって成功していることも。
他人の行為にイラッとするという心理も、これと同じことなんです。
「自分の確信を疑ってみる」
これが、イライラしない秘訣…らしいっす!

イライラしない秘訣はあるのか?心穏やかに過ごそう:応用心理学_挿絵1

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