うまくいかないことの原因を考える時、気を付けたい点がある:応用心理学

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こんにちは!栁澤です。
今日は心理ゲームではなくて応用心理学にしてみました。

頑張っているのに思ったような成果が出ないという時ありますよね。頑張ったら誰でも望み通り報われるなら世の中スーパーマンだらけだし、頑張ることだって楽しいだけの作業です!しかし実際はそうではないです……。頑張っても報われない場合があります。こんな時、自分なりに何がいけないのかと考えると思うのですが、その方向性によってこれからも頑張れるか、それとも「もうだめじゃ~」ってなるのか決まる…と言われているんです!

タイムリミットがあるとか、損切りも大切とか、そういう面もあるので一概に頑張り続けることが良いとは言えませんが、成果を出す必要があるとどうしても思う場合は、「自分の能力のせい」にしないほうがいいといわれています。例えば他人のせいにすれば、それを盾にぶーぶー言って辞められそうなものですが、しかし今は続けたい場合の話なので、辞めたりしません。だったら自分以外のもの(他人を含む環境やらとにかく自分以外ならなんでもOK!)のせいにするべきなのです!こんなふうに、何が悪かったかを自分で考えて定めることを「原因帰属」と呼ぶそうです。

例えば私の場合…「絵を描く能力がカンストした!」と思ってしまったらお終いなのです。(思いたくないのはやまやまなんですが…)
能力がカンストしたならもう何をしても無駄ですよね。学校の成績でも同じですね。「自分には数学的センスがないから、応用問題が解けないんだぁ」と思ってしまったら、数学なんてやってももうこれ以上伸びないよ!という気になってしまいます。これがもし、「昨日腹を出して寝たから、お腹が痛くて、実力が出し切れなくてテストで7点取った…」とかならいいんですよ、これは「お腹が痛い」というのがうまくいかなかった原因なので容易に変えられること。次はお腹を出さずに寝ればいいのです!自分の持って生まれた才能とかセンスとか、中々変わらないものを原因と思ってしまうとまずいのです。

上手くいかないと悩んでいる人へのアドバイスにも同じことが言えますよね。「お前は才能ないから努力しても無駄だよ」というのではなくて、取り巻く環境などを聞いてみて、変えられそうなものの中に原因になりそうなものを見つけて、アドバイスしてあげれば、その人はやる気を取り戻せるかもしれないのです!同じ「努力をする」でも、「方法」を変えてみようか、とか。

例えば私が例の「絵の腕前が高校生で止まっている」と悩んでいたとしたら、「一度も絵を習ったことがないんだし、絵を習いに行けば基本が学べて劇的に変わるかもよ?独学でうまくなれる人はそんなにいないよ!」とか励ましてくれれば「そうかぁ、地元の絵画教室とか探してみるかな~」とか思うかもしれません。数学の点数が7点で悩んでいる私には、「進研ゼミやってみたら?」とか。とにかく蘭丸に数学的なセンスがないと、自分も他人も思ってしまったら、相当不屈の精神の持ち主じゃない限りはくじけてしまうと思われるのです。だって才能が無くて、伸びしろが無いと思ったことに時間を割けないですもの…。「頑張る」「努力する」というのは、疲れます。なのでやはりモチベーションが大切だし、成果も欲しい。成果が出ないうちは、モチベーションをいかに保ち続けるかですよね。そんな時は、動かしようのないこと(自分の限界とか、運がなさすぎるとか)に焦点を当ててしまうとやる気がそがれます!まずは、やり方やら努力の量など、動かせるものから動かしていく人は「次も頑張ろう」と思えるのだそうです。自分の才能云々について諦めるのは、最後ということですね。

何かが上手くいかない時…とにかく最初は、何か変えられるものの中に原因が無いかよく探してくださいね!ちなみに運は、本人にはいかんともしがたいことなのでここで言うと「変えられないもの」に分類されるようです…。

栁澤でした!

うまくいかないことの原因を考える時、大事なことがある:応用心理学_挿絵1
絶対に自分を責めないスタイル!!
雨の時はつるつるの地面を避ければいいさ!

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