人の感情は「香り」によって左右されやすいもの:応用心理学

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こんにちは!応用心理学担当の栁澤です。お久しぶりです。

人の気分が左右される時、それは、外界から何か刺激があった時というのが多いですよね。
うるさかった(聴覚)、美味しかった(味覚)、とか。
騒音がしていると心穏やかにしていられなかったりするし、美味しいものを食べれば自然と顔もほころんで嬉しくなるというような具合ですね!寒くても暑くても不快でイライラしてしまったりするし、外からの刺激というのは影響大です!
昔「快適な環境では怒る人があまりいない」という趣旨の記事を書きましたが、まさにそういうものということなんですけども…

じゃあどの刺激が一番感情に影響するか?というと、それは「匂い」だそうです。人間は、嗅覚を刺激された時に一番感情に影響が現れるということですね。

アメリカの大学が行った実験で、こんな結果が出たという話があります。
20人の被験者を10人ずつにわけ、良い香りがする部屋と、何の香りもしない無臭の部屋に入ってもらい、討論を行ってもらった。
良い香りがする部屋で討論を行った被験者は、無臭の部屋の被験者に比べてお互いの意見を尊重し合って歩み寄った結論を出した…というものです。
良い香りってなに?って感じですし、人によって良い香りも様々だろうし、サンプル数が少なすぎるだろうというツッコミもあると思いますが!

一応、この実験の他にも、日本でも香りと人間の感情に関する実験は行われています。
その実験では、「ドーナツ屋さんからの甘い匂いがする場所」と、「特に匂いのしない場所」でわざと落とし物をした場合、ドーナツ屋さんから匂いがする場所のほうが、落としたことを教えてくれる人が多かったという結果が出ているそうです。(こちらは東北大学の行った実験)

つまり……結論がもう出てますね!優しくされたい場合は、心地よい香りをまとっていたほうが良いという事なんです。
「洗い立ての髪からシャンプーの香りがした」というシチュエーションなんて、何だか誰の髪の毛からしたのかわからないけど、字面だけでも素敵なイメージがありますよね。おっちゃんの角刈りからしたかもしれないのに!イメージでは、白いワンピースの似合うお嬢さんから漂ってきたようなそんなイメージを抱いてしまいます。

匂いは目には見えないので案外簡単にまとうことが出来ます。校則でメイクが禁止されていてオシャレができない学生さんでも、生活指導の先生とてシャンプーすんなとは言えません。
また、自分から漂ってこなくても、香りのよい紅茶を出すとか、嗅がせたい相手に合わせて手段も豊富。
けっこう手軽に試せることなので、いい匂いを生活に取り入れて、相手も自分もいい気分で過ごすのはどうでしょうか?

ということは…逆に嫌なにおいを放つと、視覚的に「×」である以上に嫌われるってことなので、これから暑い季節ですしなるべく気を遣いたいところですね!><

でも神経質になりすぎないようにだけ注意してください!(*’▽’)周りの人、そんなにクンカクンカ嗅ぎませんから大丈夫です!

栁澤でした~。

人の感情は「香り」によって左右されやすいもの:応用心理学_挿絵1

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人の感情は「香り」によって左右されやすいもの:応用心理学」への2件のフィードバック

  1. スイッピ

    こんばんは!
    お寺に行くと、気持ちが落ち着くな~って思っていましたが、それはお線香の香りがするからだったのかも知れませんね~(*・ω・)
    あと、ホテルのベッドの洗いたてのシーツの匂いをかぐと、旅の疲れが癒されます( •̀ᴗ•́ )/
    嗅覚ってすごくフィジカルにもメンタルにも影響しますね^^*

    1. アバター画像栁澤 蘭丸 投稿作成者

      コメントありがとうございます(*´Д`)
      おっしゃる通りですね!その場にふさわしい香りというのはありますよね(∩´∀`)∩
      あとは懐かしい匂いで思い出が噴出して来たりなどもしますね~( ;∀;)
      匂い上手になりたいものです(´・ω・`)

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