「相羽奈美の犬」という本がとってもイイ

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こんにちは、栁澤です!
タイトルの通り「相羽奈美の犬」という「漫画」がとても名作なのでご紹介したいと思います!

あらすじ?
主人公の年齢は不明ですが多分…高校生から大学生くらいかと思います。名前も年齢も作中で語られることはないのです。主人公は、名門高校に通う美少女に恋をしている少年です。両親は失踪してしまっていて、後はどのくらい生きていられるか分からない状態で、学校にも行く意味を見いだせなくなったので行かなくなっています。(お金もなく、家も退去を迫られている)
彼はその美少女をこっそりと見ていることだけが生きがいです。その生きがいも、家をなくして日銭もなくなったらお終いだろうなと思いつつ今だけを考えて生き、美少女に迷惑にならぬよう視界にも入らぬよう、ひっそりと見つめていたのですが……ある日、本物のストーカーが彼女を追いまわしているのを発見します。自分だってストーカーなのは分かっているけど彼女に迷惑をかけるストーカー行為は許せないと彼女を助けに走り出した瞬間、車にはねられます(◎_◎;)はねられて宙を舞っている一瞬、初めて彼女と目が合う主人公。そこで「生まれ変わって犬になりたい。そして彼女の目を正面から見つめてみたい」と願いながら死を覚悟するんですけど『だったら犬にしてやろう』という謎の声を聴き、犬となって「はねられた直後」から人生(犬生?)を再スタートします。
「べちっ!」と地面に叩き付けられながらも、変な男を何とか追い払う主人公。というわけで自分を変な男から救ってくれた犬を愛犬にする美少女と、犬になった少年の物語です。が、ストーリー的にほぼこの美少女の物語です。犬になったこと以外は普通の物語と思いきや、この美少女の出生には主人公が犬になったこととも関係のある、ものすごい秘密が隠されているんです(◎_◎;)

とにかく犬、可愛いです。厳密には犬ではないんですけど…犬系の男なんですけど…まんま犬にしてもOKなほど犬っぽいwそして主人公を犬にした謎の犬「ネン」とのコンビネーションもばっちりで面白い。犬が飼いたくなるに決まってる一冊です。
ラストは切ないのですが…今度こそ主人公が幸せになってくれることを願います。

絵柄は、古いというのとも違うし…独特な感じでしょうか。鳥山明とか、尾田栄一郎の絵が独特であるように。ちょっとホラー調なところがありますが、それと普段のギャップが…。美少女や幼女はカワイイし、イケメンはイケメン、犬は可愛い、怖い人は超怖く描かれています!

全2巻なんだけど、完全版(2巻分が1冊にまとめてあるバージョン)も出ています。完全版が出るのを待ってた人も多いっぽい、殿堂入りの面白い本なので、よかったら読んでみてください!少女漫画っぽい絵柄なので好き嫌いはあるかもしれませんが、絵が古くさくて無理ってことは多分ないと思います。美麗な絵です(*’▽’)

「相羽奈美の犬」という本がとってもイイ_挿絵1

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