TVドラマ版ウォーキング・デッドはただのゾンビ映画じゃない

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皆さんこんにちは。
ゾンビ大好き伊達あずさです。

プロフィール内でもず~っとウォーキング・デッド好きアピールをしていたのに、良く考えたら記事としてとりあげたことなかったですね。
というわけで、私初のエンタメ紹介所は「ウォーキング・デッド」です!

さて、このTVドラマ「ウォーキング・デッド」には原作があります。
原作はロバート・カークマン、トニー・ムーア、チャーリー・アドラードという三人が描いた漫画なのです。
これを元にしてTV版ウォーキング・デッドも作られているらしいのですが、大まかな道筋や登場人物名などは原作と一緒ですが、肝心のストーリー(特に登場人物の生き死に)が全然違うようなのです。

特にTV版では私が最も大好きな「ダリル」ですが、何と原作には登場しません!!
当然「ダリル」のお兄さんである「メルル」も登場しないわけです。
どっちも結構魅力的で個人的に大好きなキャラクターなのですが、TV版オリジナルなのですよね。
そういった感じで、「The Walking Dead」の原作者すら楽しめる作りとなっています。
(現に原作者お気に入りの人物が漫画には登場しないダリルらしいですから・・・)

さて、そんな「ウォーキング・デッド」ですが、やっぱりゾンビ映画(ドラマ)って言われるとあまり好まない人も居るのではないでしょうか。
ゾンビ映画といえば、とにかくグロテスクなゾンビが大量に出現するのを登場人物達がスプラッターする。
しかも、登場人物達は映画鑑賞者から見るとかな~りまぬけな死に方をすることが多く、自分がまるで人の死が見える死神にでもなったような錯覚すら覚えるかもしれませんね。
さらに、ストーリーもあってないようなものが多く、理由も不明で突如湧きだしたゾンビ達から逃げる、戦う、殺されるだけのものが多いです。
映画の最後のバッドエンド率もかなり高く、ゾンビ映画のラストは悲劇的なものでなければならないと定義されてしまうほどです。
(主人公すら平気で死ぬことがあります)

私みたいなゾンビ映画好きにとっては、ごくごく当たり前のことなんですが、そうではない普通の人達からするとあまり好まれないゾンビジャンル。
しかし!!!「ウォーキング・デット」はそんなゾンビ映画の枠を良い意味でぶち壊す作品なのです!

ココが凄いよウォーキング・デッド:TVドラマとは思えないスケール感

ゾンビ映画といえば、何となく低予算臭がするものが大半です。
わらわらとやってくるゾンビもカメラワークの工夫で多く見えるようにしたり、ゾンビ一体一体のクオリティもかなり低いです。
ダーク・クエストの様に皮鎧の上から臓物が飛び出してきたり、既に人体構造すら無視したような陳腐な描写も当たり前!

が!!「ウォーキング・デッド」はとてもTVドラマとは思えないような描写が満載なのです。
第一話から圧倒的なスケールで描かれているゾンビの大軍。
さらに、ゾンビ一体一体も物凄いリアルに描かれています。
日本のドラマでは考えられないようなお金のかけ方です。
最初からこんなに予算を使って大丈夫なの!?って思えるほどのスケール感です。

ただ、リアリティがましている分、グロテスクさも増しているので、そういうのが苦手な人にとっては辛いかもしれません。
が!!苦手な人はグロテスクなシーンの時、目を閉じていても大丈夫ですよ!
え?ゾンビ映画でグロテスクなシーンを観なかったら何もみるものがないじゃないかって?
そんなこと無いっていうのが「ウォーキング・デッド」の凄いところなのです。

ココが凄いよウォーキング・デッド:精巧に描かれた極限状態での人間心理

ゾンビ映画の登場人物達は、ゾンビに襲われるという異様な状態なのにもかかわらず、「やたらと楽天的」か、「直ぐパニックに陥って異常行動にでる」か、「異常に冷静」かの三種類ぐらいしか居ません。
映画鑑賞者からすると、ちょっと感情移入しにくいですよね。

それに比べ、ウォーキング・デッドは非常に人間味溢れるストーリーになっています。
ゾンビと出会ったばかりの頃は、その異様さに多少錯乱するものの、時間とともにゾンビがいる生活にも慣れはじめ、そんな世界の中でもたくましく生活を始めます。
しかし、ゾンビによって秩序が失われてしまった世界では、もはや法で人を縛ることは出来ません。
本能を爆発させる人、生きるために修羅に落ちる人、精神が蝕まれ狂人と化す人・・・
良くも悪くも魅力的な登場人物達が沢山登場するのです。
そして、このような多様な価値観を持つ人々が時には協同し、時には衝突しながら、この荒廃した世界を生き抜いていくのです。
もはやこれはヒューマンドラマの域!!

ココが凄いよウォーキング・デッド:臨場感溢れるアクションシーン

ゾンビ映画といえば、グロテスク&スプラッターなアクションシーンです。
というか、むしろそれだけで構成されているといっても過言ではありません。

ウォーキング・デッドにもアクションシーンは多々登場します。
ですが、普通のゾンビ映画とはちょっと違った視点で観ることが出来るのです。
普通のゾンビ映画と比べると、「ウォーキング・デッド」にはヒューマンドラマパートがあるため、登場人物に対する思い入れが強くなります。
そんな思い入れのあるキャラクター達がゾンビや人間との戦いの中、あっけなく死んでいってしまうのです。
そのドキドキ感といったら半端ありません!

私はダリルが死んじゃったらこのドラマ観ないよ!!!!
と、思いながら何時もダリルがピンチになるとドキドキしてます。

まとめ

そんな感じでご紹介した「ウォーキング・デッド」ですが、もし映画考察の様に評価するとするならば・・・

おすすめ度(5段階):★★★★★

・・・映画考察で未だだしていない「★★★★★」をいともあっさり出してしまいましたね。
でも、それほどの面白さなので、是非ゾンビ映画に興味が無いよ!という皆様も騙されたと思ってシーズン1ぐらいは観てみてください!
一話だけ観て「グロいから無理~~~」というのはちょっともったいないですよ!
「グロさを超えた後に、スルメのような味わいがあるドラマ」なんです。うんうん。

TVドラマ版ウォーキング・デッドはただのゾンビ映画じゃない_挿絵1

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TVドラマ版ウォーキング・デッドはただのゾンビ映画じゃない」への4件のフィードバック

  1. りゅう(た) (@tatcub)

    はじめまして、いつも楽しく読ませていただいてます。
    ゾンビ好きなら「Shaun of the Dead」はご存知でしょうか?
    機会がありましたらこの映画の考察なども読んでみたいです。
    アプリも楽しくプレイさせていただいてます。
    いきなりの長文失礼致しました。
    今後も活動頑張って下さい。

    返信

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