ピクセルを観た感想と評価:映画考察

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皆さんこんにちは!
蘭丸です!私も久しぶりに映画考察をせよ!と言われて、用意されていたのがコレでした。
なんということでしょう。また頭空っぽ系です。
私も、伊達さんと一緒に色々映画を観ていたんですけど……たしかに何をどう考察していいか分からなくて、ついついのばしのばしに…。
しかし、観念した私。

そんなわけで今回紹介する映画は・・・
ピクセル(Pixels)」ですっ☆

いつもの様に作品情報から。

ピクセル
原題:Pixels
ジャンル:コメディ
製作国:アメリカ
公開年:2015年
監督:クリス・コロンバス
概要:1982年、ゲーマー少年のサムは友達のウィルとアーケードゲームの腕を磨いていた。(ウィルはクレーンゲーム派)そこで新しい友達「ワンダーボーイ(自称)のラドロー」と出会って充実した日々を送っていたのだが、アーケードゲームの世界大会出場時「ドンキーコング」で「ファイアブラスター(自称)のエディ」に負けてからはゲームから遠ざかる。そして時は経ち2015年…サムは電機工事業者に、ウィルは支持率最悪な大統領になっていた。ある日、グアムの米軍基地が「ギャラガ」というアーケードゲームのキャラに襲われ、壊滅。元ゲーセン入り浸り大統領ウィルは「ギャラガじゃん」と気づき、同じく元ゲーセン入り浸り少年サムを緊急に呼び出す。ゲームのキャラクターが襲ってくるなんて、地球に何が起こったのか?

という感じで始まるのですが…さすがに古い!ゲームが古い!古すぎて全く分からない!(;´Д`)ドンキーコングって横スクロールアクションじゃないんだ…しかもドンキーコングって敵だったんだね!主人公はマリオじゃん!え?マリオですよね、あれはどう見ても。ギャラガに至っては名前聞いたことすらないし(◎_◎;)

そんな、「ピクセル」に対するおすすめ度は・・・

おすすめ度(5段階):★★

ただし、人によるとしか…。あの1982年のアーケードゲームを「懐かしい!」って思える人には多分★4くらいいくかも!自分もこんな体験したーい!となるかもしれません。一方、これらのアーケードゲームがちんぷんかんぷんな世代には……「なんとなく有名っぽいキャラが大集合しているのかな?よく分からないけど…。」ということになってしまい、単なるSFコメディです…幅広いです。許されるなら「★★~★★★★(個人の感想です)」という感じにしたいのですが私自身はちんぷんかんぷんなのですみません(;´Д`)

ここからはネタバレを含みますので、これから観る予定がある人は「ピクセル」を見終えてからにしてくださいね!

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<以下ネタバレを含みます>

登場人物

サム:元「ギャラガ」の世界チャンピオンの、おっさん
ウィル:アメリカ大統領。ウィルの幼馴染。の、おっさん
ラドロー:ワンダーボーイと名乗っていたゲームオタのおっさん
エディ:ファイアブラスターと名乗っていた人間の屑みたいなおっさん
バイオレット:バツイチ子持ち美人のヒロインで、対ゲームキャラ形兵器用武装の開発担当の米軍中佐

考察・感想(ネタバレ含む)

1982年にアメリカで開かれたアーケードゲームの世界大会…日本人が絶対に居そうなものなのに何故か全部アメリカ人で完結しているところが実にUSAです。この冒頭の1982年のシーンに、大抵の元ネタが出てきているのでDVDを観終わったらもう一度見るといいかも?
この世界大会の模様はビデオに収められ、何故かNASAによって宇宙人への友好のメッセージとして、宇宙へと打ち出されたそうです。なんじゃそれ!いやボイジャーは知ってるけど。
架空のプロジェクトとはいえ、NASAのすることは分からん…。しかし、これが2015年に大問題として戻ってきます。地球人からのメッセージビデオ(?)を受け取った「ヴォルーラ星人」は、これを宣戦布告と解釈。誰宛てとも書いてなかったと思うんですけど…(多分)。律義に、そこに収められていたゲームの敵キャラを増産し、それと同じパターンで攻撃してくれるのです。

昔のゲームキャラを無理やり3次元に持ってきたので、ちっちゃな立方体の集合体でキャラが出来てます。ドット絵を立体にするっていうイメージなんでしょうね。そして、地球の者は人間であれモノであれ、攻撃されると同じように小さな立方体にされてしまいます……うん、これこそキューブではないですか!キューブこえー!

これはコメディなので、あらすじをざっと書いても謎もないし感動ストーリーでもないし……(;´Д`)面白さはビジュアルと、懐かしさありきなんでしょうね!
しかしざっと書いちゃう。

グアムの米軍基地が「ギャラガ」に攻撃されるところから映画は始まります。地球側はもちろん、わけがわかりません。なので、壊滅させられて、アメリカはてんやわんやにはなるばかり…初動が遅れまくります。
ラドローがいち早く宇宙人の挑戦状(正しくは…売られた喧嘩(勘違い宣戦布告)を買いましたよという返事…?)であると気付いて、サムとウィルに知らせるんですが、元ゲームオタのウィル大統領はともかく、閣僚たちが信じようとしません。
そのため、1回戦「ギャラガ」の後の2回戦「アルカノイド」がインドで行われたのですが何の対処も出来ませんでした。そのせいでタージマハルが大破。何してくれてるんじゃー!(ノД`)・゜・。
宇宙人からのメッセージがさらに届き、次は「ロンドン」で3回戦目を開催する予定であることと、3本勝負だから次にこっちが勝ったら地球は終わり、と伝えられます(ゲーム世界大会のルールにのっとっているらしい。律義…)。

事ここに至って、やっと何が起こってて、ヴォルーラ星人が何をしたいのかを理解した地球側は、軍人にゲームを叩き込むのですが間に合うわけもなく…。そう!昔のゲームってのは覚えゲーが多いので!パターンゲーなので!しかし難度は鬼のようなので!!
代わりに戦うのが、パターンゲーの天才サムたちです。現在のゲームには「パターン」がないので現在のプロゲーマー(?)とかではだめらしい。パターンあるけどね(;´Д`)1982年の映像を参考に作られている兵器が敵なので、1982年仕様のゲーマーが必要なのです。
私はいつもいつも、ゲームキャラってよくずっと走り続けられるよなぁ…(無双武将とかさ)って思ってたんですが………サムはなかなかの運動神経&体力で、3回戦ロンドンでの「センチピード」戦で走り回って、対ヴォルーラ製兵器との戦いに勝利します。
が、既に2本とられているため後がないことに変わりない地球側は、万全の態勢で4回戦の「パックマン」に勝利するために、服役中のエディを急遽対策チームに迎え入れ、パックマンの開発者である日本人の岩谷教授まで日本から招聘して挑みます。
が、いざ対戦中、エディがチートコードを使ってしまい、反則負けだとヴォルーラ星人から告げられてしまいます…。
そして始まる総攻撃。そんなことできるんなら最初からしたらいいのに!?ここにテトリスとか…えっと…色んな有名キャラ?が勢ぞろいでアメリカを襲います。すみませんテトリスくらいしか分からなかったんです…(;´Д`)
大筋には関係ないけどレディ・リサも登場します。ラドロー大喜び!しかも、真摯に説得したら仲間になってくれるというオマケつき!2次元キャラが3次元になって喜ぶっていうのが日本と違うよなー、日本だと「2次元に入りたい…」ってなるのに…などと思いつつ観てました。

どうにかして地球を救うために、敵の母船に侵入してラスボスのドンキーコングと対峙するサム。しかしサムはエディに負けて以来ドンキーコングがトラウマになってたのです。でも、あの時もエディはチートしてた、本当なら優勝はサムだったと知り、元気を取り戻したサムは見事にドンキーコングクリアします。
その後、宣戦布告の誤解を解くことができ、ヴォルーラ星人は去っていき、地球に平和が戻り、サム達は一躍ヒーローとして迎えられ、めでたしめでたし、というわけですね~。

コメディなので細かいことは気にすんなっていう精神力で観ないといけません。

あえて言えば今作の最大のツッコミどころは、いくら「パックマン」という名を冠しているとはいえ、製作者が違う(ヴォルーラ人の兵器と、ナムコのゲームソフト)もので同じチートコードは使えないっつーか、チートコードどうやって何から入力したのっつーか、そんでちゃんと機能したんならチートじゃなくて裏技だし!?というところですかねぇ…。ちゃんと地球の物理法則無視した動きしてましたしね、裏技として向こうさんに認知されてますよねそれ(;´Д`)反則っていうなら無効にならないと…。

でもそんなの関係ねえ!(懐かしい)そう、この映画の一番大事な部分は「これ懐かしい!」のはずだから!!「1982年にゲームが大好きだった人」っていう、結構条件の絞られたターゲット層なら、もうそれだけで面白いはず…一応ストーリーだけ見ると王道ヒーローモノですし。登場人物が、ほぼゲームオタのおっさんですけど。
1982年に流行したっぽいものや、俳優さんや、当時の大統領(レーガン大統領)とかもワンサカ…とまではいかなくてもちまちま出てくるので、ほんと、懐古にはもってこいかと思います。1982年のことなんて知らないよ~という世代は……単なるSFコメディアクションとして観ても一応大丈夫…

ちなみにamiboにもなってる「ダックハント」のわんことカモが出てきて可愛かったです。あれって、wii系の祖だよね、今考えると!テレビに向かって銃を撃つと、アヒルに当たるゲームなんですよ。実物は見たことないけど。1982年侮れませんね(*´▽`*)

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