バトル・オブ・スカイアークを観た感想と評価:映画考察

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皆さんこんにちは!
シフォンケーキを大量生産中の伊達あずさです。
シフォンケーキは何と言ってもバターが要らない所が良いですよね!
バター高い上に全然手にはいらないのですよ。

そんなわけで?今回紹介する映画は・・・
バトル・オブ・スカイアーク(Battle for Skyark)」です。

いつもの様に作品情報から。

バトル・オブ・スカイアーク
原題:Battle for Skyark
ジャンル:SF
製作国:アメリカ
公開年:2015年
監督:サイモン・フン
概要:時は未来。人類は突如地上に出現した怪物から逃れるため地球を捨て、空に浮かぶ巨大空中都市「スカイアーク」へとその生活の場を移していた。しかし、地球と比べ明らかに収容量に欠けたその都市には、貧しい者達が生きる場所は残されていなかった。スカイアークから追いやられていく貧しい者達は反乱軍を結成し戦い始めるも、容易く鎮圧されてしまう。反乱に参加した親を持つ子どもたちは親が犯した罪の数だけ腕に傷を付けられた挙句、地球へと追放された。追放された子どもたちは徒党を組み、地球での過酷な生活を何とか生き延びていた。そんな中、ある1人の子どもが地球へと新たに追放された。その子どもは腕に13の傷を持つ反乱軍の指導者の息子ラッグスだった。

借りようと思った時には全然気づきませんでしたが、改めてこうやって概要を書いてみると・・・
何だかファミコン時代の設定にありそうな感じですね。
でも製作年2015年ですからね!かなり新しい作品なんです!
原点回帰、温故知新ってやつですよきっと!

そんな、「バトル・オブ・スカイアーク」に対するおすすめ度は・・・

おすすめ度(5段階):★★

・・・なんて言いますか。
かなり「★」よりの「★★」ですね。
うん。結構直球の選ばれし者ストーリーでした。
強引且つプレイヤーに有無を言わせないファミコン時代のストーリーを彷彿とさせる感じです。
しかしながら、その強引さの方向が結構まずいのですよね。
一言で言うならば「ダイジェスト映画」です。
きっと製作者の方達はこの映画に詰め込みたい要素が沢山あったのでしょう。
それを1時間30分の中に頑張って詰め込みまくった結果、全てが急展開過ぎて、まるでダイジェストを見せられているかのような感じに仕上がってしまっているのですよね。
謎が謎を呼んだまま放り投げられてます。
ですが!こういう映画の方が考察のやり甲斐はあるんです!
というわけで、張り切って考察していきましょう!

ここからはネタバレを含みますので、これから観る予定がある人は「バトル・オブ・スカイアーク」を見終えてからにしてくださいね!

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<以下ネタバレを含みます>

登場人物(括弧の中の数字は傷の数)

主人公(13):ラッグス
子ども達のリーダー(8):ラスティ
ラスティの彼女(0):アッシュ
洋服係(4):リリー
ラッグスを探しに来た諜報員(2):スカンク
リリーの姉妹(2番目):エンバー
リリーの姉妹(3番目):バーディ
黒人の子(4):スピンドル
登場人物として名前が出てきている人を書き出してみましたが、名前わからない子も結構いるのですよね。
若干の見せ場がある太った男の子(1)と女の子(傷の数不明)が後2人ぐらい出演していたのですが、名前がわかりませんでした。

考察・感想(ネタバレ含む)

ストーリー内の考察に入る前に、少し気になっているところがあるのです。
それは原題と邦題の違いです。
これまでご紹介した映画の中にも原題と邦題が全然違っていて、詐欺チックな邦題だな~っていう映画はありましたが、今回の作品はまたちょっと特殊なのですよね。
原題が「Battle “for” Skyark」
邦題が「Battle “of” Skyark」と、ほぼ一緒なんです。
「バトル・フォー・スカイアーク」では何故ダメだったのでしょうか。

スカイアークは冒頭で敵として設定されています。
作品自体の世界観がスカイアーク軍vs反乱軍といった雰囲気になっているのです。
にも関わらず、反乱軍を親に持つ子どもたちがスカイアークのために戦うとは考えづらい。
なので、何となく原題に違和感を感じて「バトル・オブ・スカイアーク」にしてしまったのでしょうか。

でも・・・forって「~向かう」とか「~を目指して」っていう意味もあるのですよね。
もし「Battle for Skyark」が「スカイアークへ向かうための戦い」という意味なのだったとしたら・・・
原題あってるじゃん!!!!
それに比べ、Battle of Skyarkじゃ「スカイアークでの戦い」っていう意味になってしまいます。
だって川中島の戦いが「Battle of Kawanakajima」ですから。
そうなってくると、一切スカイアークで戦っていない今作品には全く適してないタイトルとなってしまいます。
なんか、思い切って日本語に邦題を変えてくるならまだしも、カタカナ語のまま微妙にタイトルを変えるとか・・・ね・・・

さて・・・冒頭からいきなり邦題批判をしてしまいましたが、映画の中身に入って行きましょう!

スカイアーク5大不思議その1
「13(サーティーン)の救世主設定」

この映画は子どもたちのリーダーであるラスティの現状解説から始まります。
ラスティによると、腕に13の傷を付けられた子ども(サーティーン)は反乱軍指導者の息子であるということは事実のようです。
ですが、サーティーンが救世主というのはラスティが他の子どもたちに希望を持たせるために自分で作り上げた伝説だと言っています。

しかし、サーティーン伝説がラスティ創作だとすると2つの不明点が出てきます。

1. 時系列的矛盾
ラスティはあの中で一番最初に地球へ追放されています。
そして、サーティーンであるラッグスは一番最後です。(スカンクを除けば)
ラッグスは追放直前に腕に傷を付けられているにも関わらず、地球に居るラスティが「反乱軍の指導者の息子には13の傷が付けられているらしぜ」という噂をどうやって知ったのでしょうか。
2. ラスティのラッグスに対する態度
サーティーン(ラッグス)が救世主だという設定をラスティ自身が作り上げたわけなのですから、ラッグスが本物の救世主ではないことをラスティ自身はわかっているはずです。
伝説がウソであることを他の子ども達に知られたくないとの理由から、皆の前では救世主扱いするというなら理解できるのですが、ラスティはラッグスと2人きりになっているときすら、ラッグスを救世主扱いしています。

「13(サーティーン)の救世主設定」に対する伊達見解
全ての辻褄を合わせるためには、映画の時系列を素直に受け入れると矛盾が多すぎます。
そこで、明確に語られていない部分に関しては大胆な時系列調整をする必要がありそうです。

作中ではラッグスの父親が殺される→ラッグス地球追放までが直近の出来事だったように感じますが実は物凄く時間が空いていたのではないでしょうか。
さらに、ラスティ曰く、反乱軍はスカイアーク軍に対して、あと一歩というところまで有利に戦えていたそうです。
それが、何らかの原因があって急に反乱軍は不利な状況になってしまっているようなのです。
この設定を利用して、私なりに映画の背景を創作してみました。

地球に怪物が跋扈し始めたため、人類はスカイアークへ移住を開始する

スカイアークの限られた資源の犠牲になった貧困層がスカイアーク内で反乱軍を結成

反乱軍は指導者(ラッグスの父)の圧倒的な力により、戦局はかなり反乱軍に優勢だった

戦いの最中、ラスティの父を庇ってラッグスの父がスカイアーク軍に身柄を拘束されてしまう

ラッグスの父はスカイアーク軍に殺害され、ラッグスも捕まる

優秀な指導者を失った反乱軍は徐々に崩壊、そのメンバーは次々と身柄を拘束される

スカイアーク軍は反乱軍のメンバーの子ども達の腕に傷をつける決定を下す

捕らえられている子どもたちの間で、腕の傷の噂が広がる
(傷の数の最高は13でそれが反乱軍における親の序列を表していると)

ラスティが腕に傷を付けられ地球へ

その他の子ども達も傷を付けられ地球へ

ラッグスも腕に傷を付けられ地球へ ← ここから映画スタート

と言った感じなのかもしれません。
ラッグスの父がラスティの父を庇ったことからも、もしかするとラスティの父は反乱軍の中でもかなり上位の人だった可能性が高いです。
(実際ラスティの腕の傷は「8」とラッグスを除けば一番多い)
なので、ラスティの父が捕まったことで反乱が鎮圧されたと見なされたのかもしれません。
そして、スカイアーク軍は一番最後に捕まえたメンバーの子どもから順に地球へ追放していたのかもしれません。
(つまりラッグスは最初に捕まり、他のメンバーが追放されていく中、最後までスカイアークに幽閉されていた)

さらに、何となくスカイアーク軍vs反乱軍の戦いって銃で打ち合うような直接的な戦闘をイメージしてましたが、もしかすると情報戦とか電脳戦?のような影の戦いだったのかもしれません。
何故かと言うと、スカイアーク軍は反乱軍のメンバーを把握できていなかったからです。
ラッグスの父が捕まった際に「子どもを追放されたくなかったら、他の反乱軍のメンバーの名前を言え!」とスカイアーク軍に尋問されていたからです。
であれば、父親が捕まるまで普通に生活していた様な描写がラッグスにあったのも都合がつきます。

しかし、これだけではラスティのラッグスに対する態度の説明がつきません。
そこで、さらに考えたのですが、もしかすると「ラスティ冒頭の説明」は後のラスティが語ったものだったのではないでしょうか。
つまり、初めてラスティがラッグスに会った頃は「本当にラッグスを救世主だと思っていた」ということです。

ラッグスの父は物凄い優秀な人だったと考えられます。
さらに、ラスティの父はラッグスの父によって、命を一度救われています。
そんなラスティの父がラッグスの父を崇拝していないわけがありません。
きっと、ラスティは父親からラッグスの父の凄さを嫌というほど聞かされていたことでしょう。
その結果、その子どもであるラッグスに対しても相当な期待を寄せていたに違いありません。
ラスティは冒頭、他の子ども達に希望を与えるための伝説だったと言っていますが、当時のラスティにとって、未だ見ぬラッグスの存在は自分の希望そのものだったのではないでしょうか。

しかし、映画序盤にてラスティはラッグスに裏切られてしまいます。
今まで自分が勝手に抱いていた救世主像を打ち砕かれてしまったラスティが自嘲気味にあのようなことを後に語ったのではないでしょうか。
実際、死んだと思っていたラスティは映画の最後の最後に生き返っています。
しかも、死んだと思われた直前にはラッグス同様、自我を取り戻しています。
なので、ラスティもまだ活躍の場が残されています。
この物語がスカイアークをめぐる戦い終結後に語られた設定で、ラスティもその戦いに最後まで関わっていたとするならばこういう描写があっても辻褄は合うのではないでしょうか!

スカイアーク5大不思議その2
「青の雫(ブルードロップ)」

映画冒頭で、突如としてラスティがブルードロップの存在について語り出します。
設定としては「怪物が持つ万能薬」だそうです。
ラッグスがブルードロップの存在についてラスティ達に問いかけた時、ラスティはブルードロップを見たことがないと言っていました。
そうなってくると、ブルードロップの存在をラスティ達はどこで知ったのでしょうか。

見たことがないとなると、地球で知った可能性は少なくなってきます。
すると、スカイアークに居た時に知ったことになりますが、ラッグスが知らなかったことから察するに、そこまで有名な話ではないようです。
しかも、万能薬だと思っていたブルードロップは子ども達を化け物に変えてしまう恐ろしい薬でした。
これだけのキーアイテムにも関わらず、誰が作ったのか、何故あそこに合ったのか、何のために作ったのかと謎だらけの問題児です。

「青の雫(ブルードロップ)」に対する伊達見解
最後の最後にラッグスが「ブルードロップはスカイアーク軍がスカイアークに皆を閉じ込めるために作った」と言っています。
さすがにこのセリフだけで、「全てを察しろ!」と言うのは鑑賞者にとって難しい物がありますよね・・・
そこで、作中で描かれていない部分をちょっと補間してみましょう。

作品中で語られたことは最大限尊重するために、ブルードロップはあくまでも「スカイアークに人を閉じ込めるために作られたもの」とします。
地球では当初、大規模な土地開発事業「スカイアーク計画」が進められていました。
莫大な予算をつぎ込み完成した巨大空中都市スカイアークは当初投資者達の期待の星でした。
しかし、スカイアークへの移住は当時の人々にとって魅力的ではなかったようで、期待通りの成果が見込めないとし、この計画は途中で中止されてしまった。
この半ば放棄されつつあった事業に目をつけたのが今のスカイアーク創始者。
実は彼はブルードロップの開発にも関係していたのです。
開発当初のブルードロップは投与した人物の身体能力を極限まで高めるという製薬を目指していたはずだったのですが、投与された人物の「著しい外面変貌」、「脳機能損傷による人格障害」さらに「ブルードロップの強い依存性」という薬の副作用をどうしても克服することが出来ず、研究が思うように進んでいませんでした。
既にこの製品開発に多大なる投資を行っていた彼は何としてもこの製品をモノにして、利益を得ようと躍起になっていた最中でした。
そんな時、偶然耳にしたスカイアーク事業の頓挫・・・彼はいち早くこの事業全体を安く買い叩き、ブルードロップの副作用を利用した悪魔の計画を企てたのです。
それは、ブルードロップを用いて地球上に作為的に怪物を生み出すことで、人類にスカイアーク移住の強烈な動機を与えるといったものでした。
奇しくも彼の計画は成功し、人類はスカイアークへの移住を余儀なくされたのでした・・・

と言った感じの話はどうでしょう?
これで、ブルードロップがスカイアークに人々を閉じ込めるためのものだったという前提を殺さず、「スカイアーク建設」と「怪物の出現タイミング」が都合よかったことにも少しは説明がつけられるかな?

それと、地球へ追放された子ども達がブルードロップのことを知っていたのは、スカイアーク側の情報操作かもしれません。
小さい頃から子ども達に「地球には怪物がいる」「怪物達はブルードロップと呼ばれている夢の様な万能薬を守っている」と教育しておくことで、追放した場合(怪物になってもらいたい場合)も追放せずに留まってもらう場合でもスカイアーク側に有利に働くためでしょう。

スカイアーク5大不思議その3
「子ども達を地球に追放するスカイアークの動機」

さて・・・しかし、まだまだ謎は残ります。
スカイアーク軍が反乱軍の子ども達だけをわざわざ手間をかけてまで地球へ追放している理由がいまいちわかりません。
わざわざ生かしたまま地球へ追放するわけです。
資源が限られているスカイアークにとって、追放する際の小型宇宙船費用だってバカにならないはず。
さらに、何故故子供だけ?しかも敢えて1人づつ・・・
人道的な面で殺害せずに追放しているというのであれば、一気に大型船で輸送したほうがいいのでは・・・
しかも、それであれば輸送後に戻って来れば使い捨てにもならず資源だって無駄にならないのに・・・
かなり不思議過ぎるスカイアーク軍の行動!
ここも頑張って理由を考えてみましょう。

「子ども達を地球に追放するスカイアークの動機」に対する伊達見解
これはですね・・・地球に怪物を存在させ続けるための行動だったのではないでしょうか。
スカイアーク側からすると、人類が生活できる場所の選択肢はスカイアークのみであって欲しいわけです。
先ほどの過程で、人類は怪物という存在によって地球を追われ、スカイアークへ移住することになりました。
ということは・・・もし、地球上から怪物達が消えてしまえば、また地球へ戻りたいと言い出す人が増え始めてもおかしくはありません。
しかも、怪物が居ないとなれば、本来人類が望んでいなかった移住であったことからも、多くの人が地球へ戻り始めることでしょう。
そうなるとスカイアークの創始者は富を失ってしまうことになります。
まして、反乱軍なんて言うものが結成されてしまう程に圧政を敷いていたのでしょうから、それは命の危険にすら繋がるかもしれません。
そういったことから、スカイアーク側からすると、地球上から怪物がいなくなってもらっては困るのです。
映画の最後、スカンクの呼びかけに応じて、スカイアーク側から反乱軍の物と思われる飛行機がラッグス回収のため、普通に飛び立てている点からも、スカイアーク市民から地球へ向かう権利までは奪えていないようです。
よって、本当に怪物が地球から居なくなってしまった場合、スカイアーク市民はそれを比較的容易に知ることが出来る環境にある可能性が高いです。
なので、スカイアーク側はどうにかして怪物を地球上に供給し続けなければならなかったのではないでしょうか。

しかし、ブルードロップによって生み出された怪物達に生殖能力は無く、その数を増やすことは出来ません。
そこで考えられたのが子ども達の追放です。
怪物達は生殖能力を失った反動からか、同族を増やそうという本能が増幅しています。
さらに、怪物達はブルードロップの依存性によって、地球に配置されたブルードロップの側に本能的に集まってしまいます。
これら怪物の習性を利用し、スカイアーク側は間接的に子ども達の怪物化を行っていたのではないでしょうか。
子ども達を一気に送らず、間隔を空けて送っていたのは、怪物化に間隔を空けたいからかもしれません。
怪物化した子ども達は、実はそう長い間生きることが出来ないのかもしれません。
なので、一気に子どもを送り込んでしまうと、一気に怪物化してしまい、ある時一気に死滅するため都合が悪かったのかも?
ブルードロップを飲んだ途端に体が大きくなってしまったバーディの例もあるように、急激に成長を促す作用がある可能性もあるので、生物としてのライフサイクルが短いという可能性が伺えます。

それと、大人達を送り込まなかった理由としては・・・
案外怪物って弱いからかもしれませんね・・・(大人達を追放し始めると簡単に倒し始めてしまう)
でも、怪物が弱いとなるとスカイアークへの移住に影響がでてしまうので、この疑問は次へパスです!

スカイアーク5大不思議その4
「ラスティとラッグスが怪物化後も自我を保てた理由」

ラスティとの最後の戦いにおいて告げられる衝撃の事実「怪物の正体は子ども達」ですが・・・
ラスティとラッグスに起こっている変化と比べると、他の子ども達の変化ってあまりにも急激すぎませんか?
百歩譲ってラッグスは舐めただけだから大きな変貌なく、自我も保てたままだったとしましょう。
ですが、ラスティに至ってはかなりガッツリと飲んでました。
拐われたのも結構早い段階ですし・・・変ですよね?

「ラスティとラッグスが怪物化後も自我を保てた理由」に対する伊達見解
もちろん、主人公特性or主要人物特性で選ばれし者だったから!!
って言ってしまってもいいんですけど、ちょっとそれだとご都合主義過ぎます。
そこで、ふと考えたのです。

もしかして、このブルードロップって子どもにしか効果ないんじゃ?
作中で元子どもでした!と明かされている怪物って実は物凄い小さい子だけなんですよね。
つまり・・・若ければ若いほどより怪物に近づく・・・と。
もしかするとそういうことなんじゃ?

そう考えると、ラスティとラッグスは比較的大人に近い子どもです。
大人に近づいていくに連れ、ブルードロップによる変貌って少なくなっていくのではないでしょうか。
そう考えると、スカイアークが大人を追放しなかった理由も説明がつくのです!
先程も言いましたように、地球に追放するのもコストがかかります、しかも、大人はブルードロップを飲んでも怪物にならないとなると全くお金をかけて追放する価値はありません。
事実、ラッグスの父もあっさりと銃殺されてしまった点から見ても、大人達は殺されてしまっているのでしょう。

スカイアーク5大不思議その5
「アッシュに腕の傷がなかった理由」

最後の最後にわかることですが、4人が海に向けて腕を突き上げた際、何故かアッシュだけは腕に傷がないということが判明します。
多分、ラスティが追放されるということで一緒に着いてきた反乱軍を親に持たない子どもっていうことなのでしょうけど・・・
これって現代社会に置き換えてみると、逮捕された恋人に刑務所まで着いて行くってことですよね?
そんなことって許されるのでしょうか。

「アッシュに腕の傷がなかった理由」に対する伊達見解
アッシュがラスティと一緒に追放されることが許されたという点からいって、反乱軍を親に持つ子ども以外でも、スカイアークは日常的に地球への追放を行っていたのかもしれません。
今までの前提からいってスカイアーク的には子どもの追放を定期的に行わなければなりません。
反乱軍が結成される前は、貧困層の子ども達が恐らくその対象となっていたのでしょう。
なので、子どもであれば望めば案外楽に地球へ追放してもらえたのかもしれませんね。
スカイアークが貧困層の子ども達を強制的に地球へ追放していたとなれば、反乱軍が結成される動機にもなりますし、案外良い線かもしれません。

さて、久しぶりにかなり頑張って考察しちゃいましたが、如何でしょうか。
やっぱり、いまいちな映画の方が、考察する部分は沢山あるんですよね。
かと言ってイマイチな映画ばかりを紹介するというのも・・・う~ん、ジレンマですね!
以上です!

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