臍炎?尿膜管遺残症?おへその周りが腫れて痛い:三大痛い事件

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これは結構最近?の部類のお話です。
何時の頃からか、微妙にお腹を押すと痛い気がしてたのです。
といっても最初の頃はぐ~~っと強く押さない限りは痛くないので、押しているせいで痛いのかと思っていたのです。
しかし、蘭丸さんが私の奥にある物を取ろうとして私を押しのけつつ、私のお腹を手で押しちゃったのですが、この時とんでもない激痛が!!
これは、圧力による痛みじゃない・・・

さらに、この頃になると朝起きた際、指がこわばってきたのです。
何て言うんでしょう?
指が閉じづらくなってるといいますか・・・朝一番に手をグーにすると微妙に痛いのです。
そうなってくると疑わしいのはリウマチです。
リウマチの症状として朝方関節の周囲がこわばるというものがあるのですよね。
しかも、リウマチって一度なったら治らないって言うではないですか。

非常にブルーでした・・・
とは言え、現状では朝起きて最初のグーに支障がある程度で、1、2回程度、グー、パーと繰り返せば手のこわばりはなくなっていました。
病院に行かないと行けないんだろうな・・・とは思いつつも病院嫌いな私は生活に支障がないのをいいコトに先延ばしにいていたのです。

そんなある日・・・
朝起きるとおへその周りが凄い腫れているのです。
しかも、お臍から膿が出てきています。
さらに押さなくても痛い・・・
あまりに痛いのでさすがの私も病院へ行こうと思ったのですが、そもそもこれって何科に行けば・・・
ネットで調べてみると「泌尿器科に行くのが正解」とのこと。

しぶしぶ近くの泌尿器科に。

しかし、行ってみると私のお臍を見るやいなや・・・
「ん~紹介状を書くから、もっと大きい病院に行って」

この間の診察時間わずか2分!
え~私もしかしてそんなに酷い状態なの?
ビクビクしつつも、その日の内に総合病院に行くことに。

紹介先の病院でMRIやら何やら取られる羽目になってしまいました。
お臍の痛みに耐えつついろいろな検査を受けた結果・・・

「これは、臍炎だね。ほら、ここに膿がたまってるでしょ」

お医者さんに見せられた画像をみると、確かにお臍の奥に何やら影が見えます。
どうやらこれが膿のようです。
血液検査でも白血球の数字が異常に高く、結構な炎症を引き起こしてしまっているようです。

お腹を押すと痛かったのはこのせいだったのですね。
しかし、なんでまたこんなことに・・・

さて、原因はわかりましたが問題は治療です。
膿の元になっている細菌の調査をしつつ、とりあえずの抗生物質を頂いたものの、私の症状の酷さを心配した先生が・・・

「外科の先生に連絡しておくから、今から外科の先生のところに行って、患部を切り開いて直接膿を出してもらってください」

と言った感じで、1日の内に3軒もはしごすることになってしまいました。

外科の先生にお臍をメスで切り開かれてしまう私。
指が膿んだ際の無麻酔手術にすら耐えた私ですら凄い痛い!
炎症が酷いせいで神経が過敏になっているようです。
そもそも、触っただけでも痛いわけですからね・・・

しかも、なかなか膿の元が深いようでザクザク切って、ゾンデと呼ばれる棒でぐりぐりされてもなかなか膿が出てきません。
結局かなりの長い間ぐりぐりされました。
先生的には画像に写っている膿と比べて、納得できるような膿の塊が取り出せなかったようで不満気味でした。
ですが、とりあえず膿の出口は広がったので、自然に出てくることを期待するということで今日はおしまいということに。

病院のはしごや多数の検査などもあったせいか、朝だったお外もすっかり夕方に。
入院以外でこんなに長い間病院で過ごしたのは初めてかもしれません。

しかし痛い・・・お臍をザクザクと切られたり、棒でグリグリされたりしているときはもちろんですが、治療後も物凄い痛い・・・
普段は横向きでなければ眠れない私も、この時ばかりは仰向け以外は痛すぎて無理でした。

その後も通院を余儀なくされる私。
毎日のように病院に行っては、お臍をぐりぐりとされお臍に詰め込まれたガーゼを交換する日々です。
更に悪いことは重なり、どうやら私の膿には抗生物質が効かない模様・・・
原因となっている菌が耐性付きの強力な菌らしく、飲み薬として処方できる抗生物質では対処不能とのこと・・・
結局、時間をかけて膿を除去していく他無いようです。

しかも、その膿の出具合もあまり芳しくないようで・・・
日を改めて血液検査をしても、白血球の数値が全然下がっていない(炎症が収まっていない)ようです。

業を煮やした先生が、更に私のお臍を切り開きました。
・・・痛いです。
しかし、その甲斐あってか、お臍の穴と同等ぐらいの大きさの黒い塊がぼろっと出てきました。

こ、これがあの影の正体!?

この塊が出てからは驚くほどに痛みも引き、その後の血液検査でも白血球の数値が正常値に!
すると、今まで朝起きた時に起こっていた指のこわばりもなくなっていました。
う~ん・・・詳しくはわかりませんが、リウマチっていうのは免疫機能の異常の病気で、白血球が誤って自分の正常な細胞を攻撃してしまうために関節など神経が細い場所に痛みが生じるそうなのです。
私の場合は臍炎のせいで白血球が異常に増えてしまい、そのせいでリウマチに似た症状が起こってしまっていたのでしょうか。
一応先生にも相談してみたのですが、本当にリウマチだったら1, 2回指を動かした程度で治ったりしないとのことです。
臍炎っていろいろなところに症状がでるんですね・・・

結局、「完治まで1カ月」ぐらいかかってしまいました。
さて、私が臍炎になってしまった原因なのですが、その1つとして、尿膜管遺残症というのがあるそうです。
私の臍炎の状態を見るときに撮影した画像に立派な尿膜管が写り込んでいたそうです。

尿膜管というのは、お臍から栄養を摂取していた胎児の頃に存在する管のことで、通常は生まれた後に自然に塞がってしまうらしいのですが、稀にその管が閉じず、そこに菌が溜まってしまう人が居るらしいのです。
まさに私のことですね・・・

一応、手術によってこの尿膜管を取り去ることができるらしく「どうしますか?手術します?」と聞かれたのですが、今回は止めておきました。
まあほら・・・手術怖いですし・・・
それに、今の今までこんなことになったことなかったですしね。
尿膜管遺残症で臍炎になっていたんだとすると、もっと若い時からなっていてもおかしくないですし・・・
そういった希望的観測に期待して手術は止めました。(先生もあまりこの手術に積極的ではなかったですしね)

しかし・・・最後の総合病院の先生達は良い人達だったのでよかったんですが、最初の泌尿器科の先生ってなんだったんでしょう・・・
私の炎症が収まった時、元の病院へ一旦戻されたんですが、その際にも「うちには込めガーゼがないから無理!」って言って速攻他の病院を紹介されちゃいました。
まあ・・・その際はさすがに診察料取られませんでしたけどね。

困ったときに行く病院で、たらい回しにされると非常に嫌な気分になるものです。
病院嫌いのため、本当に困ったときしか行かないのに、そういう時に限って必ずたらい回しにされるんですよね私。
皆さんも病院選びは慎重に!

臍炎?尿膜管遺残症?おへその周りが腫れて痛い:三大痛い事件_挿絵1

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