自転車は立派な「(軽)車両」なのだー

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姿形が無害な栁澤です!

外を歩いていると、年齢・性別・人種に関係なく、知らない人に道を聞かれたり頼りにされる私なのです。意外でしょうか。よほど、無害ぽい顔をしているんでしょう。実際無害なのかどうかは置いておいて、付き合いの薄い人にとっては無害どころか気軽に頼みごとが出来るほど気安い存在として世の中の役に立っている(?)らしいです。

しかしそれが仇になることもあります。それは「ナメられること」です。こんなことを言いだすあたりすでにこの人全然性格が穏やかじゃないと思うかもしれませんが…穏やかじゃなかろうが穏やかであろうが、ナメられることは損です。何故なら、自分より社会的弱者にすら虐げられる(?)からです…虐げられた時、私は何の意味もないのに嫌な気分になるのですから損です!

そんな、無害で、(特に)老人から無体な仕打ちを受けることがたまにある私。こないだこんなことがありましたよ。

爺さんが、自転車に乗って歩道を後ろから走ってきました。チャリの後ろにはチャイルドシート(?)を付けていて、4~5歳の子供をのせています。歩道を歩いている私にお爺さんは「邪魔だ~!」と叫びながらベルを鳴らし、とどめに(?)後部に座ったお子さんが私を触ってきました。んっ?小僧、将来有望やな…。

爺さんがこぐ自転車ですからすっごくユラユラしています。遅いです。その時は、となりに私を品行方正で優しい人間だと信じている知り合いがいたので、「わー、あの自転車ユラユラ~」とか感想をつぶやくにとどまるしかありませんでした。

しかし…もし、この時に悪い人が相手だったならこの自転車の運転手は大変な賠償を求められて人生詰んでいたかもしれない(じいさんだけど)ということは忘れてはいけないのですよ…。ぶるぶる。無害で鳴らしている(何を)私も、一人だったら、子供の腕をひっつかんで「何触っとんじゃワレェ!!!」等と怒鳴った可能性は否めないのです。他人を見た目で判断するのはとても危険です。またはユラ~ユラ~と蛇行する老自転車にわざと接触するとか。。。

この世にはあまり知られていませんが「アタリ屋」という、あまり合法ではない商売があります。実は自転車はアタリ屋さんに当たってしまうと、自動車と違って大変なことになるのです。もちろんアタリ屋さんのように隙あらばあたってくる人以外でも、自転車の操作を誤って歩行者に接触してしまったら同じことです。

自転車は「軽車両」なので、歩道を走ってはいけないことになっていますが、車道を走るのも怖いですよね。なので、「自転車が走っても良い歩道」を走るか、車道の自転車専用ゾーンを走るか、歩道を手で押す等、法律で決められたとおりに移動しないといけません。もしも「自転車が走ってはいけない歩道」でアタリ屋さんに接触してそのアタリ屋さんが「いてぇよぉ~!」とか転がりまわったら万事休すなのです。自転車は、ほとんどの場合、人身事故に備えての保険に入っていません。なので、相手に払うお金が全て自腹になってしまうのです(それなりに大きな金額。家庭によっては崩壊も!)。轢いた歩行者に捕まらないようにひき逃げ事件を起こすことも可能と言えば可能ですが、昨今、自転車への風当たりがとても強く「イヤホン禁止」や「傘さし禁止」など、警察も目を光らせているため、安易に逃げ切れると思わない方が良いのです。捕まったら、さらに罪が重くなってしまうのでどっちが得なのかよく考える必要がありますが、どちらにしろ詰みなら逃げてみる?ははは。

自転車で事故を起こした場合も立派に「交通事故」になり、刑事責任、民事責任もろもろ負うことになりますので(中高生とかでも責任は問われてしまいます…。ジジババだったら認知症の検査をしてもらうとワンチャンある?しかし本人が免れても野放しにしていた家族にお鉢が回るだけだが…)

現在、自転車に当たることは低リスクでハイリターンな行動といえると思われますので、自転車の皆さんはカモられないように保険に入るなど気を付けて、自分も車両を運転している一人なのだという自覚をお持ちになるといいかと思います。まぁもうおじいちゃんたちは認識を変えるのは無理だと思うけど!でも、孫だかひ孫に、通行人に痴漢まがいのことをするように英才教育を施すのは絶対やめたほうが良いと思いますょ…!

自転車は立派な「(軽)車両」なのだー_挿絵1
あ、このように「飛び出し」をしてしまうと過失が10:0にならないので注意です…

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