「ユートピア」ってどういう意味?悲しい語源…

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どうもコンニチハ!栁澤です。
突然ですけど、「ユートピア」って、なんだと思いますか?常識的に考えて「楽園」かなー?って感じですよね。「ズー(動物園)」と「ユートピア」を掛け合わせたと思われる題名のディズニー映画「ズートピア(原題:Zootopia)」とかありますが、この映画の世界では肉食動物と草食動物が争うことなく暮らしているそうです。観たことないんですけどね。「草食動物」と「肉食動物」が争わずに暮らしているとか…確かに楽園のように思えますが(肉食獣はどうやって生きているんだろう…?)、実はこの映画、深いらしいんですよね~。何がどうっていうのはネタバレ?になるっぽいので、観てほしいのですが。

ユートピアっていうのは実は「どこにもない場所」というのが本当の意味です。そう、肉食獣と草食獣は擬人化してるとはいえ、争いなく暮らすなんて無理なんす。ディズニー映画の場合は、そういう問題点を前向きに解決していくんでしょうけどね!

ユートピアという言葉はトマス・モアという人が初めて使った言葉で、ギリシャ語の「ou(英語のNO)」と「topos(英語のplace)」を組み合わせたものです。直訳すると、「場所ではない」ということになり、つまりは「そんな場所はない」という意味になります。トマス・モアは、著書「ユートピア」の中で、生きていくために完璧な国家(作中では島国)の姿を著していました。生きていくために完璧な国家は、「無い場所」とされてしまったんですね。というのも、このトマス・モアが生きた時代は16世紀。世界は大航海時代で、「世界のどこかに理想郷が…」というような考えが砕かれた時代だったのです。コペルニクスが地動説を唱えるわ、マゼランは地球一周しちゃうわ(←マゼラン本人は途中で病没しちゃいますが…)、世界中のどこを探してもそんなところなかったわー!と、世界中の人間がお互いに思ったんでしょうね(・_・;)

そんなわけで(?)トマス・モアの「ユートピア」は当時大変人気作になったらしい。ちなみに、「ユートピア」に描かれる理想の国家の姿ってどんなのかっていうと…人々は貧富の差が無く全員美しい衣服を着ていて、私有財産は無い。勤労の義務が課されているので1日に6時間農業に勤しみ、空き時間に芸術活動や化学の研究をするという世界…だそうです。(ただし奴隷はいる)
あれ?なんかどっかで聞いたことあるような…?あれー。ま…マルク…ス…(;’∀’)

そう、ユートピアってのは「国家」なので、夢のある「理想郷」ってものとはちょっと違うんですよね。理想の社会システムによって運営されてて問題が起こってない国家、って感じでしょうか?

驚愕の民度の高さ、勤勉さ、律義さ、性善説丸出しっぽい人の良さを備えた国民性、斜め上に高い技術力…日本は結構いい線行ってる気がするんですけどね~。外交がへたくそなのが珠に瑕ってやつですか。かつてマルコ・ポーロは日本を東方見聞録で「黄金の国ジパング」という理想郷として紹介しているので、理想郷とは無縁ではないのですけど、日本は良い国だ!と思う私です。

「無い場所」なんて言わず、我が国を良い国にしていきたいものですよねぇ。
と、心にもなさそうな言葉で締める栁澤でした!ではではーw

「ユートピア」ってどういう意味?悲しい語源…_挿絵1

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