織姫と彦星はどのくらいの頻度で会えている?:謎の夫婦生活

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どうもこんにちは!栁澤です!
現在、私と伊達さんは骨休み(?)も兼ねて(???)仙台に帰省しています、が、何故私はブログを書いているかというと、記事を書き溜めておけなかったからです…しくしく…。

仙台駅は七夕祭りアピールでいっぱい。というのも、仙台の七夕祭りは旧暦のカレンダーに従って行うので、8月の初旬になるわけなのです。今の暦だと、だいたい、梅雨の真っ盛りに7月7日が来てしまいます。空が晴れて天の川が見えて織姫と彦星が会えるなんてことはほぼないということになります…だから「どうしてこんな時期に七夕ってあるんだろう?」と思った人もきっと多いですよねぇ。たまたまカラ梅雨の年や、梅雨の合間の晴れ間の年を待たなければならないとは!

中国でも、お正月は旧暦のほうを盛大にやることで知られていますよね。いわゆる旧正月って言われていますが。七夕も元をたどると中国のお話なので、旧暦でやったほうが何かと良いんでしょう。天気とか。今年はもうちょい遅れたらヤバかったですが、梅雨が明けて本当によかったですね!(`・ω・´)b

それはそうと、織姫と彦星のお話を知っていますか?天界の一番偉い神様「天帝」様の娘である「織姫」さんは、真面目に機織りの仕事だけに集中しており、いわゆる干物系女子になりつつありました。そんな娘の婚期遅れを心配した天帝様がふとあたりを見回すと、天の川のほとりに真面目に仕事に取り組むイケメン牛飼いの「彦星」がいるではありませんか。仕事に真面目なふたりならお似合いじゃのー!と思った天帝様が、ふたりを引き合わせてみると、見事なラブラブ夫婦が誕生しました。ああよかった。これでわしも孫の顔がみれるわい、と安心したのも束の間…ラブラブ夫婦は一日中イチャコラするばかりで仕事を一切しなくなってしまったんです!!!人間だったら、よくあることですね。仕事(勉強)一辺倒だった人に彼女や彼氏が出来ると、もう何も手につかなくなるアレです。「布が足りない!」「牛が衰弱してる!!」と苦情が来てもどうしてもイチャコラがやめられない織姫と彦星。やっぱ、歳食ってから初めて彼氏を作ったりしたらダメですね。付き合うならもっと若いころから耐性を付けておかないと…。「彼氏(彼女)なんて移ろいゆくもの…」みたいな価値観をちゃんと育てておかないからこうなるのです!これは箱入りに育てすぎた天帝様のせいでもある気がしないでもないのですが…、手段を選ばない天帝様は、ふたりを天の川の両岸に引き離します。け…結婚しているのに!?!あんたみたいな彼女ができた途端、うちのナントカちゃんが勉強しなくなったから別れてちょうだい!という教育ママのごとく、天帝様は夫婦を引き離したのです。なんてこった。そこから先は皆さんの知る通り。再び、織姫は機織りに明け暮れる日々を過ごし、彦星は牛飼いの仕事に没頭。それまでとの違いは「7月7日だけは天の川を渡って夫婦が会っても良い」という、お休みの日がいただけたということ…。ブラックな労働環境&毒親に振り回された箱入り娘とその婿の話というわけなの…かな?この制約はいつまで続くのかわかりませんがスペースシャトルが空を飛ぶ時代が終わってもまだ織姫たちは年に1回会うことしかできません。それも地上のみなさんが短冊を送ってきたり、天の川を眺めまくるもんだから会っていいとはいえ人目が気になる(ハズ)…。なにこの苦行。そして24時間過ぎればまたサヨウナラなのです。天帝様に孫を見せられる日は来ないような。(神話によると子供が生まれたとも言われていますが…)

ところで織姫とは、ヴェガという一等星(←明るさ等級)のことで、年齢は3億5000万歳~5億歳程度と言われています。そして彦星はアルタイルという一等星のことで、年齢は10億歳よりは若いかな?程度と言われています。
織姫の年齢を、親がちょっと婚期を心配する年齢(大昔の常識で)ってことを考え、まぁ…多分25歳くらいと仮定すると…超ざっくり計算して、1年に1回24時間一緒にいるというのは、星的には大体1年は3秒程度。その中の1日となると、当たり前だけど1秒にも満たない感じ。3秒に1回、コンマ何秒のために河を渡って会い、次の瞬間には分かれて元の場所に戻り…という感じになってしまいます。ちなみに次の年も3秒後には来るので足は止められない。完全に頻繁に会いすぎですが、時間の感覚まで人間と同じように縮めてよいわけではないですよね!それでも、1日に2回程度は会っていそうです。夫婦なんだし、仕事の休憩も必要ですしおすし。彼らの寿命は人間と比べたらはるかに長いので、新鮮な出来事もなくなり時間もすぐに経ってしまう(体感)ことを念頭に入れると、1年に1度顔を合わせるというのはもしかするとちょうどいい頻度なのかもしれないですね。人間で25歳から85歳までこの行事をすると一生のうちでたった60回しか会えないことになりますが、織姫さんたちは60回目のデートなんてもうとっくに終わっているでしょうし。

となると単に仕事中に会えなくしだたけという天帝様の措置かもしれません。そんなに悲劇の遠距離恋愛カップルというわけではない気がします!

必ず来年があるっていうのはいいことですね~。

織姫と彦星はどのくらいの頻度で会えている?:謎の夫婦生活_挿絵1

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